オリジナルの白青塗装に戻った100系新幹線(左)。右はグレーと黄緑の現行車両=福岡県那珂川町の博多総合車両所で2010年7月12日、綿貫洋撮影 JR西日本は12日、12年3月に引退する新幹線車両「100系」の一部の車体を、85年のデビュー当時の白地に青のデザインに塗り直して報道陣に公開した。今月末にも博多-新大阪間で営業運転を始める。 100系は02年から、グレーの車体に窓部分が黄緑色の塗装に変わったが、鉄道ファンの要望もあり、「デビュー当時をなつかしんでもらおう」と“お色直し”を企画。同社が所有する計18編成のうち、3編成を9月までに順次、白青に塗り直して運行する。1編成当たりの塗装費は約200万円。 100系はとがった「鼻」と細長のヘッドライトが特徴で、2階建て車両としても人気を集めた。しかし最高時速が220キロと比較的速度が遅く、東海道新幹線では03年に引退。現在は博多-新大阪間だけ