雑誌の読者プレゼントで当選者数を実際より多く表示していたとして、消費者庁は20日、出版社の秋田書店(東京)に景品表示法違反(有利誤認)で再発防止などを求める措置命令を出した。 読者プレゼントの水増しを同法違反で処分するのは初めて。 同庁によると、不当表示があったのは、女性向け月刊漫画雑誌の「ミステリーボニータ」「プリンセス」「プリンセスGOLD」。2010年6月号から12年5月号にかけて、バッグなどの景品を、当選するとしていた人数よりも少なく送付していた。 翌々月号で発表された当選者名を架空の名前にしたり、50人に当たるとした景品を実際は3人にしか発送しなかったりしたケースもあったという。 同書店は「かつておもちゃメーカーなどから無償で提供してもらっていた景品が不況で減ったことから、やってしまった。申し訳ない」としている。
【村井七緒子】戦争や原爆の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」について、鳥取市立中央図書館が約2年前から児童書コーナーから事務室内に移し、自由に手に取れない状態になっていることが分かった。来館者から指摘を受けたためといい、閲覧や貸し出しには応じているという。 この作品をめぐっては、松江市教育委員会が残虐な描写があるとして市立小中学校の図書室での閲覧制限を指示、子どもたちが自由に読めなくなっている。 中央図書館によると、作品を読んだ小学校低学年の児童の保護者と名乗る女性から約2年前、「小さな子どもが目にするのに、強姦(ごうかん)などの性的描写などがある」などとして、児童書コーナーに置くべきではないと指摘されたという。図書館は対応を協議するため事務室内に作品を移し、そのままになっていた。 続きを読む関連リンク(社説)はだしのゲン 閲覧制限はすぐ撤回を(8/20)「はだしのゲン、自由に読ませて
2012年12月に死去した漫画家中沢啓治さんが自身の被爆体験を基にした漫画「はだしのゲン」について、松江市教育委員会が同月、市内の小中学校に閲覧制限を要請していたが、要請の撤回を視野に再検討する方針を決めたことが、20日までに分かった。 市教委などによると12年8月、「はだしのゲンは間違った歴史認識を植え付ける」として学校図書館からの撤去を求める市民からの陳情が市議会にあったが、市議会は同年12月に全会一致で陳情を不採択としていた。 しかし市教委は、作中にある女性への暴行場面や人の首を切る描写を問題視。同月中に市内の全小中学校に対し、作品を図書館の倉庫などにしまい、子どもから要望がない限りは自由に閲覧できない「閉架」措置とするよう要請した。要請は市の教育委員会会議で議論されずに、市教委の独断で2度にわたり行われていた。 清水伸夫松江市教育長は20日までの取材に、「手続き的にどうだった
<全国高校野球選手権:花巻東5-4鳴門>◇19日◇準々決勝 鳴門-花巻東の準々決勝で、8回の花巻東の攻撃中に二塁走者の千葉翔太外野手(3年)に対し、球審が注意する場面があった。千葉によると、打者に向かってサインを出していると指摘されたそうで、千葉は「よく分からなかった」と話した。 花巻東・佐々木洋監督(千葉の行為について聞かれ)えっ? 注意されてました? 見ていなかったので、全然分からないです。(数分後に再び記者から質問されると)ああ! 思い出しました。千葉がズボンをポンと触っていたのをサインを出しているのではないかと相手捕手にアピールされたんです。わざわざズボンを触って、手でサインを出すなんてことはないです。
<全国高校野球選手権:花巻東5-4鳴門>◇19日◇準々決勝 鳴門・日下大輝捕手(3年)の我慢は限度を超えていた。小山球審に、花巻東の二塁走者・千葉の動きを訴えた。「走者がサインを出しています、って言いました。露骨にやったんでもう(球審に)言おうと」。8回2死二塁、多々野の2球目に試合は止まった。 「サイン盗み」に見える行為があった。塁上から手を一、三塁方向に向けるなどの不自然な動きだった。大会の試合規定は、捕手のサインを見てコースや球種を伝える行為を禁じる。疑いでも許さない。赤井淳二審判副委員長(61)は「(疑わしい動作が)わかったので、試合を止めて、審判の判断で注意に行きました」と説明した。千葉に注意しベンチには注意したことを伝えて試合を再開した。 日下は開始後すぐに不自然な動きを感じたという。「走者が首をかしげたり、内角を攻めようとしたら、打者が後ろに下がったり。ベンチからの声もあった
「はだしのゲン」、今年の原爆記念日に子供に見せました。 戦争の怖さ・平和の尊さを伝える、とてもいい作品だと思っています。 ところが、妹の住む市では「表現が過激すぎ」ということで 学校の図書室で「閉架」扱いだそうです。 1校だけでなく、市内の全小中学校が閉架だとか。 自分の子供たちだけでなく、 妹の子どもたちも小さいころに見ていて、 なぜ今、図書室で閉架になるか分からないと言っています。 はだしのゲンってそんなに悪影響なのでしょうか? 大事なことを伝えてくれる素晴らしい作品だと思うのですが。
19日、福島第一原子力発電所の廃炉に向けた作業の拠点になっている建物の前で、空気中の放射性物質の濃度が上昇し、作業員2人が汚染された問題で、東京電力はどのようにして放射性物質の濃度が上昇したのか原因の究明を急ぐことにしています。 福島第一原発では、19日午前9時半ごろから10時すぎにかけて、作業の拠点になっている免震重要棟の前で警報が鳴り、付近の空気中の放射性物質の濃度が上昇していることが分かりました。 その後の検査で、当時、免震重要棟の前でバスを待っていた作業員2人が放射性物質で、汚染されていることが分かりましたが、詳しい検査の結果、2人に内部被ばくはなく、体調にも変化はないということです。 福島第一原発では、今月12日にも同じ場所でバスを待っていた10人の作業員が放射性物質で汚染され、このときは熱中症対策の霧状の水を発生させる装置が原因の可能性が指摘されましたが、19日はこの装置を使っ
「デジタル人文学」という領域 このたび、勉誠出版から刊行されている『デジタル人文学のすすめ』という本をいただいた。 デジタル人文学のすすめ 作者: 楊暁捷,小松和彦,荒木浩出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2013/08/01メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る 帯にはこうある。「人文学の未来を考える デジタル技術と人文学との出会いは、いったい何をもたらしたのか――われわれはいま何を考え、どのように行動すべきなのか――」 とっても壮大で、いい。 本書では、デジタル技術と人文学を融合させた「デジタル人文学」(Digital Humanities)について「現在の立ち位置を確認し、さらなる発展のための思考の拠り所を提供すること」(16頁)を課題にしているという。 デジタル人文学自体が耳慣れない言葉かもしれないが、カレント・アウェアネスなどではすでに「デジ
高校生のころの波山次郎さん(右上)ときょうだい=親族提供波山次郎さんについて姉から話を聞く鈴木昌樹さん=7月17日、仙台市 【日野克美】54年前の夏の甲子園で力投し東北高の4強入りに貢献した、故波山(はやま)次郎さんの生涯を描いたノンフィクション「甲子園と平壌のエース」が刊行された。親善試合では王貞治さんを3球三振に打ち取ったこともある。帰還事業で北朝鮮に渡ってからも野球を続け38歳で死去したが、情報が少なく、関係者の証言を積み重ねて謎の多い生涯を解き明かした。 著者は、岐阜県在住の会社員鈴木昌樹さん(41)。仙台市出身の鈴木さんの父・傑(すぐる)さん(73)は、東北大付属中学校(現宮城教育大付属中)の投手として、仙台市立第二中の波山さんと投げ合い、1―3で敗れた。数年前にその体験を父から聞き、波山さんに興味を持つようになった。 東北や対戦校の野球部員を探し出して話を聞き、国会図書館
松江市教育委員会による「はだしのゲン」学校図書室閉架問題について、あまり関心を持っていなかったのだが、ツイッターで話題になっていたのでよく見かけた。それを見つつ疑問に思うことも多かったので、事態の経緯と論点を少しブログにまとめてみた。 報道の経緯 初出の報道がどこからであるかは明確には追求できなかった。ネットで調べた範囲では、毎日新聞の「2013年08月16日19時22分」の記事が内容の点で比較的古く、かつ比較的に詳しいので、ことの概要を知る点から参考にしたい。記事中の「ことが分かった」という表現からわかるように、最新ニュースとして報じられていた。「はだしのゲン:松江市教委、貸し出し禁止要請「描写過激」(参照)より。 漫画家の故中沢啓治さんが自らの被爆体験を基に描いた漫画「はだしのゲン」について、「描写が過激だ」として松江市教委が昨年12月、市内の全小中学校に教師の許可なく自由に閲覧できな
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