千葉県佐倉市の市立志津図書館が、地域の書店などと連携したイベント「本気(マジ)BOOKフェス」を7月8日、図書館前広場などで開く。読書人口の減少が指摘されるなか、「本の文化を盛り上げたい」とタッグを組んだ形だ。 志津図書館によると、図書館の利用者はここ最近減少傾向が続き、2017年度の貸し出しは約51万冊・点と、ピークだった04年の6割にとどまる。そこで読書人口の底上げを図ろうと、地域の新刊書店「ときわ書房」や、市内で古本市を開いているグループなどに呼びかけて企画が実現した。 図書館司書の小広早苗さんは「図書館と書店は立場は違えど、本を届ける活動では同じ。図書館の利用者が減少し、出版業界の衰退も言われるなか、連携することで補い合えるのではないかと考えた」と話す。 書店にとっても思いは同じだ…