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  • HPVワクチン報道・ソース メモ と その周辺(2016年4月) - 感染症診療の原則

    ずっと書いていることですが、なぜか一部の報道はずっと「子宮頸がん予防ワクチン」という存在しないワクチンでの副反応の話として記事を書いています。これは「総称」です。 コーラはコーラでも、コカコーラとペプシコーラは別モノです。 醤油は醤油でも、ヤマサの醤油とキッコーマンの醤油は別モノです。 車は車でも、レクサスとアウディは別モノです。 抗菌薬は抗菌薬でも、いっぱいあります。 AとかBとかCとかDとかEF合剤とか。それぞれ別の薬。 高血圧の薬は高血圧の薬でも、いっぱいあります。 AとかBとかCとかDとか。それぞれ別の薬。 そもそも何の有害事象/副反応の話をしているのか?でありますが、「子宮頸がん予防ワクチン」という製薬会社のプロモーション/プロパガンダを連呼し続けている人たちは、話の質をよくわかっていないのだということがわかります。 HPVワクチンは2種類ありますので、GSKのサーバリックス(

    HPVワクチン報道・ソース メモ と その周辺(2016年4月) - 感染症診療の原則
  • 予防できません: ワクチンもどき? - 感染症診療の原則

    母親からの相談 「助産院での出産を決めていますが、保健所の母親教室で「そこの助産院は新生児の出血予防のビタミンK2シロップを飲ませていないそうだから気をつけて」というようなことを言われてしまいました。心配で、育児書などで調べましたが、によって「必ず飲ませてください」「出血がおこったら飲ませれば良い」など記述が様々です」(2002年) 2010年には、これに関連して赤ちゃんが死亡するという事件がおきました。 全体について詳しく紹介してくださっている先生の記事:「ケーツーシロップ、助産師、ホメオパシー」 (ある町医者の診療日記) 赤ちゃんはビタミンK2のかわり(のもの、と助産師が考えたもの)を投与されてしまったようですが、 「・・のようなもの」は物とは違います。 このニュースのあとに、ホメオパシーの認知度は様々なかたちであがりました。 特に、8月24日「ホメオパシーについての会長談話」(日

    予防できません: ワクチンもどき? - 感染症診療の原則
  • 街場のインフル報道 つづき - 感染症診療の原則

    秋田のインフル報道ウオッチの続きです。 読売新聞。二つあります。 ひとつめ。 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101107-OYT1T00603.htm?from=nwlb タイトルは「インフル集団感染死「医療に謝罪すべき事ない」」 (「集団感染死」なんて大いにミスリードですね) 「インフルエンザの集団感染で入院患者6人が死亡した秋田県北秋田市の医療法人社団博愛会「鷹巣病院」は7日、記者会見を開き、理事長は院内感染を認め、要因について「精神科の閉鎖病棟であることが考えられる。潜伏期間の患者が堂に集まり、広がった可能性もある」と述べた。」 (「認め」ってまるで隠していた犯罪みたいですね。最初から県に報告しているんですから、「今回のインフルエンザの院内での流行について」あたりがが適切ではないでしょうか) 「また、「医療に関して謝罪すべき事はな

    街場のインフル報道 つづき - 感染症診療の原則
  • 感染症の記事比較:old mediaのインフルエンザ報道 - 感染症診療の原則

    マスコミ、大手メディア、既存メディアとか最近はいろいろな表現があるようですが、新しいメディアと対比して今回はold mediaと書いておきましょう。 古いことは悪いことではありません。その伝統にふさわしい良質な記事を期待しています。 さて。「集団インフルエンザ」についての記事です。 他でも集団事例はおきており、随時報告されていますが、今回は死亡例が6例。 インフルエンザにもっとも罹患するのは幼児~小学生ですが、インフルエンザで死亡するのは高齢者です。 インフルエンザでこどもがバタバタ死んだら大問題ですが、超高齢者や基礎疾患たっぷりの人では一定の死亡リスクが最初からあるというコモンセンスをもたなくてはなりません。 また、高齢者はインフルエンザや肺炎球菌のワクチンの効果があまり期待できない層でもあります(免疫力の低下)。 インフルシーズンには職員や見舞客も感染・発症したりしますし、ゼロリスクに

    感染症の記事比較:old mediaのインフルエンザ報道 - 感染症診療の原則
  • 秋田県報道が示す最悪のリスクコミュニケーション事例 - 感染症診療の原則

    秋田県の民間病院でインフルエンザ集団感染事例がありましたが、河北新報が的外れな記事を書いています。 これは記事だけが問題ではないのですが。 11月11日の記事。 タイトルは「秋田県連絡体制ずさん 危機管理に批判 インフル集団感染」。 「北秋田市の鷹巣病院で起きたインフルエンザの集団感染で、秋田県の佐竹敬久知事は10日、「私に一報があったのは(病院から県に報告があった今月2日から4日後の)6日。」 問題と感じるかどうかですが、先にどういうルールになっていたかということがあります。 病原体不明の突然死の集積とかなら話は別ですが、インフルエンザだとわかっている事例ですので、夜中に携帯電話で起こして報告するような事例ではないことは確かです。 11月3日はお休みでしたので、4日(木)5日(金)と間のはいった6日(土)に聞いたのは「決めていたルールと違う」ということならば内部の問題です。 詳細を確認し

    秋田県報道が示す最悪のリスクコミュニケーション事例 - 感染症診療の原則
  • 高校生のセックスは認めない(山形県) - 感染症診療の原則

    読売新聞・山形版に「高校生の性行動認めず」という記事がありました。 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20100310-OYT8T00091.htm ま、認めていただかなくてもしようとおもえばできます。 よく誤解されることに、都会はススんでいて、性行動が早いとおもわれていることがあります。実際には都市部のワカモノは忙しく、レジャーもその他たくさんありますので、開始が早いのは非都市部なんですね。 ある地域の●ータリークラブの方の言葉をかりると、「ここらじゃね、デートやセックスがレジャーなんだよ。ほかにはなにもないの」です。 ・・・レジャー。・・安全なレジャーにしないといけませんね・・といって帰ってきました。 この記事のデータソースは、山形の開業医さんが学校医の集まりで発表した演題のようです。小学校の保護者564家族が対象で、回答者は

    高校生のセックスは認めない(山形県) - 感染症診療の原則
  • それぞれのご意見 - 感染症診療の原則

    22日までのご発言。 ■厚生労働省:マスク製造会社に24時間生産を指示 国内での新型インフルエンザ感染者が増える中、マスク不足を訴える市民の声があるとの指摘を受け、厚生労働省は5月21日の記者会見で、国内のメーカーに24時間体制で増産を要請していることを明らかにした。ただ、マスクの着用については、「常にしていただくということではないと思う」とした。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090522-00000000-cbn-soci ※冷静で正確な情報に基づいた対応?????? ■麻生首相 「地方自治体が、地域の実情に即した柔軟な対応を取れるようにすることが重要」 ※そうですね。厚生労働省はじゃあ何をするの? ■舛添厚労相「大きな方針は、わたしたちはお示しいたしますけれども、現場の方々がきちんと判断していただければと思っております」 ※『判断は現場』であ

    それぞれのご意見 - 感染症診療の原則
  • 「早く終わらないかな」じゃなくって - 感染症診療の原則

    滋賀と東京でも遺伝子の検査で確認されたA/H1N1が報告されたそうです。 病院があって検査体制があるのでこの先も他の都道府県でもフツーに報告されていくでしょう。 地衛研の皆さんいつもいつもありがとうございます。 さっそくメディアに『何かできることってないんでしょうか?』ときかれましたが(ありません)、 しかたないので『電車にのっている 鼻をほじった手であちこちさわるオヤジ、口鼻をおさえず大きなくしゃみをする下品なオヤジへの啓発をスポーツ新聞などでしてもらってください』といいました。 『マスクは根拠がなく、日以外の国では政府や企業の責任者が一律にしなさいと言うことはしていない、ということもインテリジェンスの高い人たちには理解されるとおもいますよ』 先におきた混乱から学び、ムダに騒いだり(疲れるだけで利益はない)今後の次なる新型インフルのために薬やPPEを過剰に使ってしまわないようにしましょ

    「早く終わらないかな」じゃなくって - 感染症診療の原則
  • 過剰反応への対応:自分で考えなさい - 感染症診療の原則

    子どもたちに「自分でよく考えて決めなさい」といっているひとたちは、それを自分たちでやってみせないといけません・・・のニュース。 もともとの(この際「古い」「過去の」とでもいうべきか!)H5N1を想定したパンデミック計画ですと、県内に1人新型インフルの確定例が報告されたら、一斉に休校やイベント自粛要請をすることになっていました。 しかし、その後世界の科学者等が得ている知見をもとに先進国では弱毒性病原体への対応に切り替えています。 日は元のマニュアルにひきづられいろいろな問題が生じています。 インフルエンザはもともと学校で集団感染になりやすいですが、たとえば100~200名規模となったときに、症状が軽いひとまで感染症指定病院のベッドに入れろとなったらあっという間にベッドは満杯、隣の自治体に協力依頼・・・・なんてことになります。 絶対の必要もないのに移動をさせるほうがよくないことは感染症対策上

    過剰反応への対応:自分で考えなさい - 感染症診療の原則
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2009/05/17
    内容は真っ当なのに,どうしてこうも嫌味に書いてしまうのやら.
  • 共有資料 ブタインフルエンザの一般向け説明書 - 感染症診療の原則

    東京医大感染制御部の松永先生が一般向け資料を和訳してくださいました。 松永先生は米国で感染症の専門医となられたあと帰国し、東京医大でコンサルテーション等に関わられています。 共有する許可をいただきましたのでブログで紹介させていただきます。 (ご厚意でいただいたものです。ご利用にあたっては内容・方法についての判断・責任は各人・機関でおねがいします) ------------------------------------------------------------------------ CDCの豚インフルエンザ情報の和訳 http://www.cdc.gov/swineflu/swineflu_you.htm(2009/04/24発行 2009/04/25 訳) ■豚インフルエンザとは? 豚インフルエンザはA型インフルエンザウイルスによって起こる豚の呼吸器疾患です。豚の間ではアウトブレ

    共有資料 ブタインフルエンザの一般向け説明書 - 感染症診療の原則
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