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ブックマーク / note.com/metakit (4)

  • さよなら、松村雄策。|橘川幸夫

    松村雄策が亡くなった。 1. 2022年3月12日の午後、渋谷陽一からメールがあって、自宅療養中の松村のところに見舞いに行ってくると。今日は行けないので、明日にでも行きたいと伝えてくれ、と頼んだ。 松村が倒れて、渋谷は、高額費用なのだと思うが、最先端の遺伝子治療を松村に受けさせていた。末期癌の人たちに効果があるのだが、松村は副作用がきついといって、やめてしまった。 松村はものすごく強い男だが、同時に弱虫である。松村の親父は、ボクシングの戦後初の世界チャンピオンである白井義男が勝って、リング上でセコンドに肩車されている時の、セコンドである。松村の故郷の大森で酒を飲んでいると、「おまえの親父は喧嘩が強いんで有名だった」と言われたのが、松村の自慢であった。 プロレスが好きで、路上での武勇伝もたくさんあり、ロッキング・オンで一番、でかくて、大酒飲みの無頼派である。でも、同時に、繊細すぎるほど繊細な

    さよなら、松村雄策。|橘川幸夫
  • 「森友学園」「ツタヤ図書館」のことなど。|橘川幸夫

    (1)根の不信 「森友学園」「加計学園」の問題がここまで大きくなったのは、単なる学校設立の経緯に対するトラブルではなく、根的に、国家の税金の使い方に、国民の多くが不信と不満を持っているからだろう。国立競技場の改築から、築地から豊洲新市場への移転など、巨額の税金が、無意味な使われ方をしている状況に、絶望的になっている。 日の大半を占める中小企業は、税金と家賃を払うために通常の利益以上の利益をあげなければならず、死にものぐるいで仕事している。都心に住む大半の労働者は、税金と家賃と費で大半が消える。敗戦の崩壊から懸命に働いて「豊かな社会」を築いたはずなのに、その実感がない。そのうえ、国は、まだ莫大な借金があると言う。ギリシアの崩壊を見ながら、まだ浪費を続ける政府にどうなっているのか、という思いは強い。余計なことをするなら、何もしなくてよいから、税金下げてくれ、という思いだ。 敗戦から復興

    「森友学園」「ツタヤ図書館」のことなど。|橘川幸夫
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2017/03/22
    “ツタヤ図書館のような、スタイリッシュなブックカフェ図書館は、本来は、旧来の図書館人の方が提案して、推進すべきなのでなかったのか。”揚げ足取りがご専門のF某がよろこびそうな論法。
  • ツタヤ図書館の本質的な問題。|橘川幸夫

    ツタヤ図書館の暴走ぶりが、各地で騒がしい。山口県周南市の図書館のリポートは、いろいろな問題が垣間見える。 ツタヤ図書館が152万円でダミー3万5000冊を購入計画 「人をバカにした話」と憤慨も ツタヤ図書館を推進する人と批判する人は、論拠そのものが違っていると思われる。批判する人は、これまでの図書館の秩序から大きく逸脱するツタヤのやり方に怒っている。旧来の良識的な図書館人は、図書館が目的であり、よりよい図書館を目指して生きてきたのだろう。それに対して、ツタヤにとって、図書館は手段でしかない。現実として、ツタヤのビジネスモデルは、公共の予算を使って、ブックカフェを作り、そこでの飲の売上で利益を稼ごうとするものだろう。ビジネスが目的なのだから、古買おうが、ダミーを買おうが、関係者の良心は少しも痛まないだろう。 だから、ツタヤの方法論を、旧来の図書館人の立場で批判しても、相手の心には届か

    ツタヤ図書館の本質的な問題。|橘川幸夫
  • 佐野氏問題の終了|橘川幸夫

    オリンピック・エンブレムを巡る剽窃問題は、佐野氏の辞退によって、ひとまずの終わりになるだろう。組織委員会の、問題の質がまだ理解されていないような会見は、更に油を注ぐようになったが、これ以後、新しいパクリ作品が指摘されても、状況的にはそれほどのインパクトを与えないだろう。 僕たちは、今回の問題で、この「複製芸術の時代」における「オリジナルな表現」とは何かという、質的な問題に向かいあえる契機を得たのだと思う。そのことを、特に、表現に関わっている人達は、各人が、徒党を組むことなく、個人の問題として向かい合うべきだ。 8月15日のnoteに以下を書いた。 「デザイナーとは、そもそも画家でも写真家でもないわけで、画家の作品をよりよく見せるというのが任務である。オリジナルな作品を作るとしたら、それは、作家になるしかないわけだ。今回は、ネットの素材を使ったわけだが、来なら、イラストレーターやカメラ

    佐野氏問題の終了|橘川幸夫
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2015/09/03
    “今回の佐野氏の問題が荒れた根本は、インターネットの本質である「共有」というシステムを、自らの個人的な名誉と利益のために利用したというところではないだろうか。”
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