『お前をじわりじわりと殺す』スパイの疑いで拷問されたフランス人神父 伝道を危険視され逮捕・死亡の日本人青年牧師補 戦時下の「宗教弾圧」の実態 戦時中、治安維持法(1925~1945)の下で逮捕者は数十万人に上り、虐殺死・獄死(拷問や病気)した人が約2000人もいるということです。この法律などによって戦時下に“宗教弾圧”もありました。その実態、そして現代に生きる私たちへの教訓とは…。 “外国人はスパイ”…戦時色が濃くなるにつれ教会や神父への監視が強まる 兵庫県西宮市、阪急夙川駅にほど近い場所にある「カトリック夙川教会」。阪神・淡路大震災でも倒壊を免れた聖堂は、90年以上の歴史を誇ります。日曜日には多くの人がミサに集います。 今もなお、信者たちに祈りと安らぎの場を与えるこの教会が、第二次世界大戦中に悲劇に見舞われたことはあまり知られていません。信者のひとりが当時のことを語ってくれました。兵庫県