琉球大学研究基盤統括センターの青山洋昭特命講師、平良渉特命助教、同大学島嶼地域科学研究所の山極海嗣講師、同大学研究企画室の昆健志特命教授の共同研究チームによる研究成果が、国際学術雑誌「PLOS ONE」誌に掲載されました(11月16日付け)。 <発表のポイント> ◆どのような成果を出したのか 首里城跡で採取された3種類の歴史的な古瓦(高麗系・大和系・明朝系)と現代の復元首里城の瓦の色彩や素材成分、内部構造・性質を理化学的かつ非破壊的に調べることで、「意外と変化しなかったこと」を示すことができ、新しい視点で瓦の歴史的な変遷(進化)のメカニズムを明らかにしました。 ◆新規性(何が新しいのか)と社会的意義/将来の展望 本研究の成果は、首里城復元にも関係している琉球瓦の進化に対する新たな視点を提供すると共に、貴重な文化財を含む物質文化の新たな研究方法を提案するものです。 <発表概要> 1.研究の背