あんまり時事ネタを書くのは趣味ではありませんし(そもそもブログ自体が習慣になってないし、この記事も2か月近く放置していたものの再利用…)、他の方も散々書かれていることだとは思いますが、五輪ロゴの審査について自分も思うところがあったので書きます。私は英国に住んでいるのでこの問題が日本のマスメディアでどう扱われているかは分かりませんが、ネットの情報を見る限りではロゴに対する認識がその本来の役割とズレているのでは、と感じました。ここで扱うのはロゴの役割なので、純粋にデザイン的な側面から佐野研二郎さんのロゴについて私見を書きはしますが、その出自は本題と関係ないので扱いません。今回はテーマ別の二本立てです(後編はこちら)。 オリンピック大会に個性を与えるために重要に要素の一つがデザインですが、その規模ゆえにロゴを作れば一丁上がりというわけにはいきません。会場の標識システム、テレビ、ウェブ、ポスター、