日本は「インターネットのセキュリティ」に対しての関心が驚くほど低い国である。 最近、筆者は子供の幼稚園の父母の会で耳を疑う会話を耳にした。「卒業アルバムの写真は○○○(大手クラウドストレージサービス名)にアップロードしてね。共通のアカウントとパスワードはこれ!」「わたしの無線LANのパスワード(暗号鍵)はこれだから自由に使っていいよ!」 おそらく、これが日本における一般的な感覚なんだろう。無線LANなどはログイン情報を知る人の増加と相まって、リスクも増大するわけだが彼女らには関係のない話のようだ。 日本人のセキュリティ意識は低い むしろ、セキュリティ業界に15年以上もいる筆者の方が"非常識"な存在なのかもしれない。日本人のセキュリティ意識の低さは、セキュリティ関連調査にもしばしば現れる。例えば、Statista社のマーケット調査によれば、VPNなどの安全なネットワークを構築するためのサービ
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