殺傷能力のある銃が製造された事件で、一躍注目を集めた3D(立体)プリンター。米国のオバマ大統領が2013年の一般教書演説で、製造技術専門の教育機関を設立し、3Dプリント技術の教育を進めていると言及するなど革新技術として期待される半面、想像を超えた犯罪を生む危険性も指摘される。新たな脅威となりそうなのが、“究極の個人情報”である身体の3次元データの悪用だ。 ■ネットで手に入る3次元美女データ 3Dプリンターが安いものでは、1台10万円前後で手に入るようになったことで、ネットではそれに合わせた商売も登場している。 2月には映画の宣伝に合わせてセクシータレント、壇蜜(だんみつ)さんの「Shade 3Dプリントデータ 壇蜜 ~地球防衛未亡人:ダン隊員~」が4830円(現在は消費税増税により4968円)で発売された。 イーフロンティア(東京都新宿区)というメーカーの3DCG作成ソフトに対応したデータ