【平安名純代・米国特約記者】米国防総省が基地別にまとめた米軍内の性的暴行に関する報告書で、2013米会計年度(12年10月~13年9月)から20米会計年度(19年10月~20年9月)の8年間で、在沖米軍基地内で949件の被害が報告されていたことが分かった。米軍全体では4万5千568件で、うち約2%が在沖米軍基地で起きていることになる。 在沖米軍内の報告件数は年平均で約118・6件。18年度には最多の154件を記録した。在沖米軍内で性的暴行を防ぐ実効性のある対策が打ち出せていないことを示している。 国防総省は申告率を30%程度と推定しており、これに照らすと実際には...
