[東京 26日 ロイター] - 甘利明経済再生相は26日開かれた官民対話後の記者会見で、安倍晋三首相が指示した省エネ制度の拡充指示で、結果としてエネルギー効率の低い白熱灯はなくなる可能性があるとの見通しを示した。 安倍首相は官民対話で、従来は鉄鋼など製造業がエネルギー効率の高い技術を採用するよう促進してきた「省エネトップランナー制度」を今年度中に流通・サービス業に拡大し、白熱灯にも適応すると発言した。照明にLEDを採用することなどで店舗や家庭のエネルギーコストを低減させると共に、省エネ技術への切り替えを投資拡大につなげる狙いだ。 甘利再生相は「省エネトップランナー制度は禁止政策でない」として、蛍光灯や白熱灯の使用・生産・輸入が突如なくなるわけではないと解説。一方、エネルギー効率の低い白熱灯は、結果的になくなっていくとの見通しを示した。