ブックマーク / jazztokyo.org (4)

  • (アーカイヴ)チック・コリア、その素顔 by promoter 斎藤延之助

    text by Nobunosuke Saito 斎藤延之助 ある一流日人ジャズマンに「寄せ集めの名人」と評され、念願とする「より多くの聴衆とのコミュニケーション」を批判された「リターン・トゥ・フォーエヴァー」のリーダー、チック・コリアは去る一月来日し、念願通り各地の公演でつめかけた聴衆と充分にコミュニケートして離日したが、以下はその大成功にも決して自己を見失うことなく素朴さと夢を保ち続けた彼、チック・コリアに関するリポートである。 前述のようにチック・コリアが念願する「より多くの聴衆とのコミュニケーション」は単に音楽上の希求ではなかった。彼を駆りたてるもの、それは彼が信奉する応用哲学(アプライド・フィロソフィー)、サイエントロジーなのである。実際、二年程前に波がサイエントロジーの発唱者、ロン・ハバード氏と知り合ってからマイルス・デビスとの共演時代、そしてサークルでの活動の時期における深

    (アーカイヴ)チック・コリア、その素顔 by promoter 斎藤延之助
  • #1360 『Aggregate Prime / Dream Deferred』

    text & photo by Takehiko Tokiwa 常盤武彦 ONRX 007 Aggregate Prime Ralph Peterson (ds) Gary Thomas (ts,fl) Mark Whitefield (g) Vijay Iyer (p) Kenny Davis (b) Iron Man Emmanuel The Redeemer Strongest Sword Hottest Fire Dream Deferred Father Spirit Fearless Queen Tiye Who’s In Control Monief Redux Recorded by Dani Cortaza at Intune Recording Studios Hyattsville MD on October 4, 2015. Produced by Ralph Pe

    #1360 『Aggregate Prime / Dream Deferred』
  • #05 現代ジャズの諸相の中で

    text by Kazue Yokoi 横井一江 この数年、1970年代以降に生まれたミュージシャンが音楽シーンの中核で活躍していることがやっとリアルに伝わってくるようになってきた。そのひとりがヴィジェイ・アイヤーである。しかも、昨年『Far From Over』(ECM) をリリースしたセプテットのメンバーは現在進行形のジャズのキーパーソン達、タイショーン・ソーリーやステファン・クランプ、スティーヴ・リーマン、マーク・シム、グラハム・ヘインズ(**)だ。 ヴィジェイ・アイヤーに限らず、ルドレッシュ・マハンサッパ、50代だがレズ・アバシ、フリー系でも活躍するジョン・イラバゴンなどアジア系アメリカ人の名前をジャズ・メディアで目にすることが近年多くなった。しかし、20世紀のうちはアジア系のミュージシャンはローカルなシーンでこそ活動していたが、アイヤーのようにアメリカを代表するミュージシャンとし

    #05 現代ジャズの諸相の中で
    wakabaroom
    wakabaroom 2018/03/15
    “アマルティア・セン(*) が言うところの「アイデンティティの複数性」、つまり人は国境や国籍、文化、宗教など境界を越えたアイデンティティ意識を持っていることが今後どのように表象されていくのか”
  • ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま 第6回 タイショーン・ソーリー~類型化からの脱却~

    Text and photo by 蓮見令麻 Rema Hasumi はじめに 私達の思考というものは、時としてしっかりと手綱を握っていなければ好き勝手に暴走してしまう荒馬の様だ。たとえなんとかしてうまく手なずけたとしても、その足の向かう先にしっかりと気を配っていなければ気づかないうちにふらふらと向かうべきでない場所へ走っていってしまう。それくらいに思考は脆さを兼ね備えたものだということをあらためて自覚することで、はじめて私達は心から目指した遠く素晴らしい場所へと辿り着けるのかもしれない。 例えば我々が「ジャズ」という名前を口にする時、人は何を思い浮かべるだろう? スウィングのフィール、ニューオーリンズ、ニューヨーク、アメリカ、黒人、白人、公民権運動、鈍く光るサックス、サングラスにしたたる汗、男、女、ドラッグ、酒、くちなしの花。 言葉に付随する歴史と物語、それはとてもロマンティックで、時に

    ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま 第6回 タイショーン・ソーリー~類型化からの脱却~
    wakabaroom
    wakabaroom 2018/01/19
    "音楽や芸術は、社会が創り出すものではなくて、社会的背景を持った個人が創り出すものだと思う。"
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