海外の富裕層にとって米ドル債券はもっともポピュラーな投資先です。米ドル債券に投資する際、投資の方法として「個別債券」か「投資信託」のどちらかを選ぶ必要がありますが、富裕層は投資信託ではなく、個別債券を選ぶ人が多いようです。一体なぜでしょうか。本記事では、世古口俊介氏の著書『富裕層のための米ドル債券投資戦略』(総合法令出版)より一部を抜粋し、個別債券で投資する米ドル債券について解説していきます。 富裕層は投資信託より個別債券 米ドル債券は「個別債券」か「投資信託」のどちらかの方法で投資することになります。個別債券は〇〇銀行が発行している利率5%の米ドル建て債券に直接、投資するというイメージです。投資信託はみんなでお金を集めて、さまざまな個別債券に投資します。 それぞれメリット、デメリットがありますが富裕層の場合は、とりわけ個別債券に投資することが多いです。 理由は、投資信託だといろいろな債券