ブックマーク / xtech.nikkei.com (12)

  • ビジネスインテリジェンスがデータ分析の基本、意思決定の質とスピードを上げる

    今回はビジネスインテリジェンス(Business Intelligence、BI)について説明します。BIは、データを基にして意思決定の質とスピードを上げることを目的とする分析業務です。前回 データから有益な知見を導く、「データサイエンス」もデータマネジメント領域の1つ 取り上げたデータサイエンスに対して、目的、主体、手法、ツール、利用データのそれぞれで違いがあります。 例えばデータサイエンスはインサイトの発見をその目的としますが、BIは現状把握と意思決定を目的とします。BIは一般のビジネスパーソンが意思決定するためのものであり、「データドリブン」な事業運営の実現には欠かせません。 役職や職種に関わらず、社内の誰でもデータにアクセスできて、データを基に意思決定できるようにすることを「データの民主化」と呼びます。データの民主化の実現には、低い学習コストで利用可能で、かつ使い勝手の良いツールが

    ビジネスインテリジェンスがデータ分析の基本、意思決定の質とスピードを上げる
  • 森永乳業・カゴメ・キユーピー・雪印メグの機能性論文を調査、飲水に等しい科学的根拠も

    鼻のアレルギーを専門とする都内大学病院耳鼻咽喉科勤務の医師は、森永乳業とカゴメ、キユーピーの3社の論文について、「不適切と考えられる点が多数ある」と指摘。雪印メグミルクの論文については、「一般的な医学論文と比べるとかなり質が劣るが、他の論文よりはましといえる」(同氏)とコメントした。臨床統計の専門家も同様に3社の論文については質が低いと、医師と評価が一致した。 学術雑誌の査読を通っているにもかかわらず、3社の論文はなぜ質が低いのか。実はこれらの論文はいずれも、第1回の記事で言及した採択率が9割の商業誌に掲載されたものであり、結果の妥当性について十分な審査を受けていない恐れがある。雪印メグミルクの論文のみ別の英文ジャーナル(論文誌)で発表された。臨床統計学が専門の大阪公立大学医学研究科臨床医科学専攻教授の新谷歩氏は、3社の論文について「標準的なメディカルジャーナルに投稿したら、恐らくリジェク

    森永乳業・カゴメ・キユーピー・雪印メグの機能性論文を調査、飲水に等しい科学的根拠も
  • VSCodeの拡張機能が役立つ、ごちゃごちゃのPythonコードを整理する必殺技

    人工知能AI)の開発に重要な役割を果たすのが「データ」だ。注目のプログラミング言語「Python」と開発環境「Visual Studio Code(VSCode)」を使ってデータの加工や分析を行う方法を解説する。 【応用編】コードを整理する データ分析の作業でJupyterを使うと、一部のコードを何度も修正して試したり、途中にコードを追加して実行したりできるので、とても便利です。一方、あとで改めて実行し直そうとしたときに、無駄なコードが残ったままで、実行に時間がかかってしまうこともあります。 この問題を助けてくれる、VSCodeのJupyter用拡張機能である「Gather」を紹介します。 拡張機能「Gather」 Gatherは、ボタン1つでノートブックのセルの実行結果を解析します。そして、その実行結果を出すのに必要なコードだけを集めて新しいノートブックにコピーします。つまり、散らかっ

    VSCodeの拡張機能が役立つ、ごちゃごちゃのPythonコードを整理する必殺技
  • 総務省がAI開発ガイドライン作成へ、透明性や制御可能性など求める

    総務省が、人工知能AI)の開発ガイドラインの策定に乗り出した。自動運転、チャットボット、マッチングなど分野を問わない共通の開発原則として、透明性や制御可能性、プライバシー保護などを企業に求める。 同省は、論点を整理した文章を2016年末に公開した。2017年1月31日まで広く意見を募集する。同年6月末に案を取りまとめる考えだ。 AIの開発指針を巡っては、欧米を中心に議論が進んでいる(表)。総務省は広く国内企業や専門家の意見を集めたうえで、経済協力開発機構(OECD)などに先進国共通のAI開発ガイドライン案として提案することで、国際的な議論を主導したい考えだ。 総務省が示す開発原則は、透明性、制御可能性、セキュリティ確保、安全保護、プライバシー保護、倫理、利用者支援、アカウンタビリティの八つだ。 透明性の原則では、AIの挙動を後から検証できるよう、入出力データやログの保存など、技術の特性に

    総務省がAI開発ガイドライン作成へ、透明性や制御可能性など求める
  • 今知っておきたい、世界を変える「技術」

    テクノロジー技術)は社会を、ビジネスを、生活を変え得るが当然課題もある。日経BP社の技術専門媒体の4編集長がテクノロジーを使いこなすカギについて話し合った。4編集長とは、電子・機械系から日経テクノロジーオンラインの狩集浩志、コンピューター・ネットワーク系からITproの戸川尚樹、建築・土木系から日経コンストラクションの野中賢、医療系から日経バイオテクの橋宗明である。司会は日経BP社執行役員の寺山正一が務めた。 この記事は、書籍『日経テクノロジー展望2017 世界を変える100の技術』の一部を再編集したものです 寺山: テクノロジーの世界は日進月歩だが、ここに来て何か節目を越えたというか、世の中を大きく変え出したという実感がある。それぞれウォッチしている分野ではどうですか。

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  • 人工知能との戦い、人間に“安全な逃げ場”はない

    人工知能は人間の仕事をどこまで奪うか」についての議論を新聞紙面などでよく目にする。筆者もその議論を始めた一人かもしれないが、巷に散見する多くの議論に違和感がある。 違和感は大きく2つある。1つは、技術の加速度的進化を想定していない点。人工知能技術の開発は、昨日できなかったことが今日はできるようになり、今日できなかったことも明日にはできるかもしれない、といった勢いで進められている。「2045年に人工知能が人間を超える」とするRaymond Kurzweil氏の予測も、技術の加速度的な進化を前提にしている。そのため、昨日できなかったことは今日もできないというスタンスでの議論には意味がないと感じるのである。 もう1つの違和感は、多くの議論が「人間はAが苦手でBが得意、一方、人工知能はAが得意でBが苦手。だから、上手く棲み分けが可能だ」、という棲み分け論である点だ。大学の著名な教授でも、こうした

    人工知能との戦い、人間に“安全な逃げ場”はない
  • ロボットとは何か、納得できる存在意義を提示する者が業界を席巻

    今回のテクノ大喜利では、「新時代を迎えるロボット産業と半導体」をテーマに、世界的に急速に熱を帯び始めたロボットの技術開発と産業育成の動きと、半導体産業の関わりについて議論している。技術のトレンドを俯瞰する視点から微細加工研究所の湯之上 隆氏に回答を頂いた。 日立製作所やエルピーダメモリなどで半導体技術者を16年経験した後、同志社大学で半導体産業の社会科学研究に取り組む。現在は微細加工研究所の所長としてコンサルタント、講演、雑誌・新聞への寄稿を続ける。著書に『日半導体敗戦』(光文社)、『電機・半導体大崩壊の教訓』(日文芸社)、『日型モノづくりの敗北-零戦・半導体・テレビ-』(文書新書)。趣味はSCUBA Diving(インストラクター)とヨガ。

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  • “人工知能3原則”が登場へ

    この1年ほど、人工知能が将来何をもたらすかについて世界中で議論が巻き起こっています。人類に巨大な益をもたらすとされる一方で、人間の仕事が奪われ、さらには人間による制御が効かなくなる落とし穴にはまる可能性もさかんに議論されています(関連エディターズノート)。 人工知能の行方を懸念する人の中には、著名な研究者や経営者も少なくありません。「ホーキング、宇宙を語る」などの著書で一般にも知られる物理学者のStephen Hawking氏は2014年12月に「人工知能は人類を終わらせかねない」と警鐘を鳴らしたと報道されています。 米Tesla Motors社 Chairman&CEOのElon Musk氏も2014年8月、「人工知能の研究には最大の注意を払う必要がある。潜在的には、核兵器よりも危険な存在になり得る」と自身のTwitterで発言しています。 「人工知能の研究に関するガイドライン」に多数が

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  • 「Google DeepMind」が驚異的な速さで学習!人工知能への危機感も高まる

    Googleは世界で最先端の人工知能技術を有し、音声検索などで活用している。そのGoogle人工知能ベンチャー「DeepMind」を買収し、技術強化を加速している。DeepMindに関する情報は限られているが、ビデオや論文などから、その輪郭が見えてきた。 DeepMindは驚異的なスピードで学習する人工知能で、Googleは自動運転車などへの適用を視野に入れている。同時に、米国では人工知能が人間を凌駕するとの脅威論が浮上し、安全性に関する議論が活発になってきた。 DeepMindの概要 DeepMindはロンドンに拠点を置くベンチャー企業で、2010年にDemis Hassabisらが創業した。DeepMindはビデオゲームを見るだけで、驚異的な速度でプレーの仕方を学習し、世界を驚かせた。Googleが2014年1月に買収し、今では「Google DeepMind」として研究開発を進めて

    「Google DeepMind」が驚異的な速さで学習!人工知能への危機感も高まる
  • Excel/VBAテクニック20選

    表計算ソフトのExcelは、プログラミング言語のVBA(Visual Basic for Applications)を使えます。連載『Excel/VBAクリニック、今月の診断』では、VBAを使う上で生じる悩みや疑問を、クリニック形式で解説しています。ここでは、読者から特に好評だった20のテクニックを紹介します。 なお、記事内のサンプルコードなどは、記事公開当時のExcelのバージョンに対応しています。Excelのバージョンによっては、必ずしも意図通りに動作しない可能性があります。あらかじめご了承ください。

    Excel/VBAテクニック20選
  • 第75回 ボトルネックがひと目で分かる進捗管理

    どんなプロジェクトでも必ず必要な管理作業は「進捗管理」だ。やり方はいろいろあるが、「プロセス単位の進捗管理」をぜひ心がけてみてほしい。この方法なら、プロジェクトのボトルネックをひと目であぶりだせる。今回はプロセス単位で進捗管理する方法について、筆者が実際に現場で実施している考慮点と併せて解説したい。 後藤 年成 マネジメントソリューションズ 取締役 PMP 皆さんが進捗管理を実施する目的は何でしょうか。もちろん、「プロジェクトの各タスクの進み具合を管理して、遅延しているタスクを明らかにし、対策を打つため」だと思います。 しかし、進捗管理の仕方によっては、「どこに遅延の原因があるのか」「その遅延原因を当に正しく把握しているのか」「原因に対して正しい対策を計画しているのか」が見えてこない場合があります。 言うまでもなく、進捗管理の目的はプロジェクトを計画したスケジュール通りに進めること。それ

    第75回 ボトルネックがひと目で分かる進捗管理
    walkalone
    walkalone 2011/02/15
    プロセスごとに「完了数/全数」と「完了実績数/完了予定数」を把握
  • PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)を生かす

    最近話題のPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)とは、一体どんな役割を果たすべき組織なのか。この点を見失うと、PMOは簡単に機能不全に陥ってしまうだろう。連載は、「プロジェクトマネジメントを組織的に実施する」「プロジェクトマネジャを煩雑な管理作業から解放する」「プロジェクトの潤滑油としてコミュニケーションを円滑にする」といったPMOの実務に関する知見を紹介していく。 目次

    PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)を生かす
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