かき氷を食べ歩いていると、かき氷メニューの端っこに「食べるミルクセーキ」を見つけることがある。ある時この「ミルクセーキ」を注文すると、店主はおもむろに冷凍庫から貫目氷(かんめごおり)を持ってきて氷削機に設置し、かき氷を作り始めたのだ。細かく削った氷を卵液の入ったアルミのボウルで受けると、泡立て器を使ってカチャカチャとかき回し、ちょっと硬めの「ミルクセーキ」を作ってくれた。なんということだろう、「食べるミルクセーキ」はかき氷の一種だったのだ! 「食べるミルクセーキ」発祥の店は長崎の商店街の中にあった。「ツル茶ん」は大正14(1925)年に九州初の喫茶店として開店。コーヒー、ココア、アイスクリームなど喫茶店の王道メニューに最初から「ミルクセーキ」も名を連ねていたという。 もともと「ミルクセーキ」はイギリスの「エッグノッグ」という卵と牛乳を使ったカクテルから考案されたと言われている。幕末に西洋文
![かき氷のような長崎の「食べるミルクセーキ」/小池隆介のかき氷あっちこっち食べ歩きvol.11│観光・旅行ガイド - ぐるたび](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c44c41ceb906dca5162e12862126cc18adb9705e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Frimage.gnst.jp%2Fgurutabi.gnavi.co.jp%2Fimage%2Fpublic%2Fimg%2Farticle%2F88%2F0d%2Fart001194%2Farticle_art001194_og_facebook.jpg%3F1659505052)