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ブックマーク / katokitiz.hatenablog.com (10)

  • ぼくが思うボブ・ディランのすごいところ - シン・くりごはんが嫌い

    仕事を終えた21時半頃になる。スマホの画面を見たら父からメールが届いていることが通知されていた。件名は「ボブ・ディラン」だった。 滅多にどころか、片手で数えるくらいしかメールをしたことがない父である。CD貸してくれ程度のことなら帰ってからでもいいのにと文を開いたら「ノーベル文学賞受賞」と書かれていた。ぼくはそこでボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したことを知った。 もちろんニュース番組はトップでこの話題を取り上げた。なんといってもミュージシャン初の快挙である。しかし『風に吹かれて』の歌詞が紹介されてばかりで、受賞した理由である「アメリカ音楽において新しい詩の表現を創造した」という部分をしっかり説明している番組は皆無だった。もちろん受賞自体にピンときてない方も少なくないはずだ。 そこで、今回、せっかくなので、ぼくなりにいままでなんとなく「ボブ・ディランすげえな」と思ってたところをツラツ

    ぼくが思うボブ・ディランのすごいところ - シン・くりごはんが嫌い
    waltham70
    waltham70 2016/10/15
    ”あの名曲『木綿のハンカチーフ』の元ネタである”意外なところに着地してた。
  • 見た目で判断するのはよくない『ニード・フォー・スピード』 - シン・くりごはんが嫌い

    『ニード・フォー・スピード』をレンタルDVDで鑑賞。 劇中で「ハイヒールを履いた英国女だからって下に見ないでよね」みたいなセリフがあるが、これほどまでにこの作品を象徴した言葉はないだろう。原作がゲームであることも知らず、そのタイトルとティーザーから『ワイルド・スピード』に毛がはえたようなチャラついた映画だと思ってスルーしてたのだが、Twitterで一部好事家が「これはすごかった」と激賞していておすすめされたので観た。 開始五分、まるで全シーンがクライマックスであるかのようにカメラは縦横無尽に動き回り、それでいてカット割りはかなり早くめまぐるしい。その時点でスコセッシの『カジノ』を彷彿とさせるが、そのあとにわざわざドライブインシアターで『ブリット』を流すシーンを入れるなど、いきなり「映画ファンよナメてもらっちゃこまる」という監督の所信表明が見られる。 ティーン向けのような瑞々しさに溢れている

    見た目で判断するのはよくない『ニード・フォー・スピード』 - シン・くりごはんが嫌い
  • キアヌ初監督作はまさかの本格カンフー映画『ファイティング・タイガー』 - シン・くりごはんが嫌い

    『ファイティング・タイガー』をDVDレンタルにて鑑賞。正式名称は『キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー』というらしい。 確かに『マトリックス』で香港のスタントチームと組み、カンフーアクションをこなしていたが、まさかキアヌ・リーブスがここまでカンフー映画自体に熱を上げてるとは思わず、脚の段階から熱心に売り込み、友人であるタイガー・チェンを主演に自らメガホンを取り、なおかつ悪役として顔まで出すとはさすがに予想できなかった。それこそキャメロン・ディアスが『DOA』を監督したようなもんで、関わってはいたけどそこまで好きだったとは!という感じである。 しかし、ハリウッドスターが身内をつかい、趣味で撮ったような雰囲気は一切なく、サイモン・ヤムやカレン・モクが出るなど全体的には香港映画のショーケースで、香港返還以降、カンフー映画(ドラゴンを職業として話に取り込めるか)についてグローバルな意見を取

    キアヌ初監督作はまさかの本格カンフー映画『ファイティング・タイガー』 - シン・くりごはんが嫌い
    waltham70
    waltham70 2014/11/30
    キアヌがカンフー映画を。
  • 『昼顔』がめっちゃおもしろかった件 - シン・くりごはんが嫌い

    話題の不倫ドラマ『昼顔』を観たんですがね……… めっちゃおもしれえええええ!!!!! ある日、夜中の三時に起きちゃって、寝れなかったもんで、第一話をなんとなく観たら止まらなくなり、そのまま昼の12時過ぎまでぶっ通しで観てしまっていた。さすがにちょっと具合が悪くなった。石橋貴明と中居正広が夢中で観てると公言しており、テレビでも特集が組まれるなど、かなり話題になっていたようだが、なるほどたしかにこれはマジでおもしろい。みんなして「あーだったよねー、こーだったよねー」って言いたくなる感じがある。 というわけで、ぼくなりに『昼顔』を観てよかったところなどをいくつかあげていく。ネタバレ全開でいくので観ようと思ってる方はなるべく読まないことをおすすめしたい。まぁネタバレしても問題ない作りにはなっているのだが。 上戸彩がとにかく色っぽい 「ワイドナショー」にてタレントのYOUが語ってたように、まぁ、とに

    『昼顔』がめっちゃおもしろかった件 - シン・くりごはんが嫌い
    waltham70
    waltham70 2014/09/30
    不倫版ダークナイトww 破壊力のある内容にふさわしい破壊力のあるフレーズだ。
  • 「えっ!?これスピッツの曲なの??」って思わず言っちゃうスピッツの名曲ベスト - シン・くりごはんが嫌い

    以前こんなことがあった。洋楽好きな後輩にいろいろなバンドを聴かせていたときのことだ。スマパンの“Siva”のイントロを流したあと「あ、これってスピッツの“センチメンタル”って曲にすごく似てるんだよ」と、すぐにその曲をかけたら「えっ!?これスピッツなんですか?ちょーかっこいい!」と言われたのだ。 そのときぼくは思った「そうか、世間的なスピッツのイメージってまだまだ“ロビンソン”や“空も飛べるはず”なんだ」と。 “ロビンソン”はスピッツを国民的なバンドにおしあげた超名曲であり、この系譜の曲は“春の歌”や“君は太陽”など、そのあとも作られているが、実はスピッツはディストーションギターが鳴り響くハードなロックテイストの曲も多い。特に『ファイクファー』以降はロックバンドとしてのアイデンティティを模索するような実験作も意識的につくられてるのである。 というわけで今回は、思わず「え?これスピッツなの?」

    「えっ!?これスピッツの曲なの??」って思わず言っちゃうスピッツの名曲ベスト - シン・くりごはんが嫌い
  • これ、ホントに良い「曲」か? - シン・くりごはんが嫌い

    MステやらこないだのSONGSなんかで話題になってる、おじいさんが病気で倒れて、それをおばあさんが介護して人生振り返るみたいな歌。 映像で観てたけど、ほぼほぼ聴きながす感じでそこまで気にも止めてなかったのだが、おかんが「知ってるか?」と言いだしたこともあって(ぼくの両親はサブカルに対する興味とそれを汲み取る感性が一般人以下ということもあって、この人たちがやんやいいだすとマニアックな層以外にも届いてるんだなという指標になっている)、ちゃんと聴いてみた。 これ、そんなに良い曲か? いやいや、ちょっと冷静になってくれ。「みんなのうた」のアニメや、その“泣かせる”歌詞に引っ張られてないか?仮にこの曲がそこまで知られてないとして、スーパーのBGMのように「歌は入ってないがメロディはしっかり流れるインスト」みたいなバージョンで聴いたとしよう。足を止めて「なに?この良い曲!」となるだろうか? じゃあ、歌

    これ、ホントに良い「曲」か? - シン・くりごはんが嫌い
    waltham70
    waltham70 2014/09/09
    ”夢をつかんだアーティストに「夢をあきらめるな!」っていわれてるみたい”言い得て妙。
  • 高倉健萌え『ブラック・レイン』 - シン・くりごはんが嫌い

    午前十時の映画祭にて『ブラック・レイン』をちょー久々に観た。 いやー改めてすごい映画なんだなと思った。ぶっちゃけ松田優作しか印象に残ってなかったが、彼の存在が“強すぎる”だけであり、他の部分も実はよくできていたんだなということが今回でわかった。 監督は『エイリアン』や『ブレードランナー』の名匠リドリー・スコット。彼の手にかかれば大阪の街もあっという間に『ブレラン』化。濡れた路面にスモーク、さらに巨大な換気扇(というか、なんかプロペラみてーなヤツ)から光が差し込むなど、その独自の映像美学はここでもつらぬかれる。屋台でうどんをすすったり、漢字のネオンが覆いつくすなどファンならばニヤニヤしてしまうこと必至なシーンもある。 昔、観て印象的だった「間違った日感」みたいなものはそこまで気にならず、むしろ監督自身がイングランド出身ということもあって、ハリウッド映画では珍しくアメリカ一辺倒になってない。

    高倉健萌え『ブラック・レイン』 - シン・くりごはんが嫌い
    waltham70
    waltham70 2014/04/21
    松田優作礼賛映画のイメージが強かったけど、以前とは違う見方ができそう。
  • 究極のミニマリズム『マザーウォーター』 - シン・くりごはんが嫌い

    『マザーウォーター』をレンタルDVDにて鑑賞。 ウイスキーしか出さないお店を構える女をはじめ、銭湯、喫茶店、豆腐屋などを営んでいる登場人物の日常を淡々と綴った作品。 『かもめ堂』から端を発した「企画:霞澤花子」によるスローライフ系譜の作品群は一通り追いかけて来たが、ついにこの境地にたどり着いたか!という感じでかなり驚いた。この市場を切り開いたことで、「誰が観に来るか?」「誰のために作っているのか?」がハッキリしているので、理屈や言葉はいらなくなってしまった。もう「こういう雰囲気だけあればそれでいい」と割り切ってる感がある。 『めがね』を観た際、「『かもめ堂』も説明を排した、とてもミニマムな作品だったけど、『めがね』はさらにそこから削ぎ落として、削ぎ落として、最小限の表現でもって、再び『かもめ堂』をやろうとしていたので驚いた。人物の説明は一切ないどころか、説明的なセリフは一つも見つから

    究極のミニマリズム『マザーウォーター』 - シン・くりごはんが嫌い
    waltham70
    waltham70 2014/03/16
    "人々が文字通りすれ違い、あいさつをし、飲食をするだけ"。
  • ふがいないなんて自分を責めんな - シン・くりごはんが嫌い

    GREAT SPLASH アーティスト: CUNE,小林亮三,生熊耕治,佐久間正英,Kazuyuki Matsumura出版社/メーカー: ユニバーサルJ発売日: 2002/12/04メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) を見るBUMP OF CHICKEN以降、有象無象にウジャウジャと沸いて出てきたギターロック勢のなかで、ぼくはCUNEというバンドが飛び抜けて好きだった。彼ら以外では音楽的にいちばんメジャーっぽさがあったバンドで、GOING UNDER GROUNDと同じグループに入れれたかもしれないが、CUNEのメロディはかなり練り込まれており、スピッツやGRAPEVINEを彷彿とさせるものがあった。 元々、hitomiの『Samurai Drive』という曲がとてもかっこいいと思っていて、シングルを買ってしまったほどだが、その『Samurai Drive

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    waltham70
    waltham70 2013/09/11
  • ご都合主義をすべて笑いに『テッド』 - シン・くりごはんが嫌い

    『テッド』を吹替版で鑑賞。 友人はおろか、いじめられることすらない超孤独な少年ジョン。彼はクリスマスに両親からテディベアをプレゼントされ、はじめての親友とも呼べる存在に救われることになるが、ジョンは「このテディベアが喋ってくれればいうことないのになぁ…」と無理な夢をみるようになる。するとその願いが叶い、ある朝、テディベアに命が吹き込まれた。たちまちその存在は全米で話題となり、テディベアの「テッド」はテレビに引っ張りだこの人気者になるが、あくまでこれはイントロダクションであり、編はその27年後からはじまる。かわいがっていたぬいぐるみに命が!ってことで、それこそ『崖の上のポニョ』のようだが、あのふたりが27年後、中年になっているとしたら?ということをそのまんまアメリカでやってるような作品である。 予告編からも分かる通り、ハイ・コンセプトな作品であるが、主人公には愛する彼女がいて、「私とくまの

    ご都合主義をすべて笑いに『テッド』 - シン・くりごはんが嫌い
    waltham70
    waltham70 2013/01/28
    観るの楽しみ。
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