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ブックマーク / fumieval.hatenablog.com (5)

  • 今のところ比較的簡単なモナドの作り方 - モナドとわたしとコモナド

    準備 モナドを作るには、どんなモナドを作りたいか考える。モナドは一般に、どのようなアクションが使えるかによって特徴付けられる。その点ではオブジェクト指向におけるインターフェイスとよく似ている。 では、foo :: String -> M Boolとbar :: M Intという二種類のアクションを持つモナドを作るとしよう。まず、どんなアクションが使えるかを表すデータ型を定義する。 {-# LANGUAGE GADTs #-} data MBase x where Foo :: String -> MBase Bool Bar :: MBase Int GADT(一般化代数的データ型)の各データコンストラクタがアクションに対応する。GADTsを使ったことがなくても心配してはいけない。引数の型と結果の型に着目しよう。 モナドにする monad-skeletonをインストールする。 $ stac

    今のところ比較的簡単なモナドの作り方 - モナドとわたしとコモナド
  • GHC 8.0.1/base-4.9.0.0の新機能まとめ - モナドとわたしとコモナド

    GHC 8.0.1は、最上位の桁が変わるだけあって、かなり新しい機能が追加されている。 base-4.9.0.0 めっちゃインスタンスが増えた ghc/changelog.md at ghc-8.0 · ghc/ghc · GitHubを参照。あるべきインスタンスが存在することにより、孤児インスタンスを定義する必要がなくなるため、ぐっとストレスが減る。Monoid a => Monad ((,) a)、Traversable ZipListなど、いくつかは私がやった。 Semigroup ついにData.Semigroupが追加された。将来的にはこれはモノイドのスーパークラスになる。この変更によって、よりリーズナブルな定義ができるということも少なくないはずだ。 ベーシックな型が充実 Compose, Product, Sum, NonEmptyなど、決して利用頻度が高くないとはいえ基礎的か

    GHC 8.0.1/base-4.9.0.0の新機能まとめ - モナドとわたしとコモナド
  • Haskellでオブジェクト指向を再発明する - モナドとわたしとコモナド

    状態管理のモデル案: spawn/killモデルの実装を作ってみた。 worldsパッケージがそれだ(露骨な名前だが赦してほしい)。前の記事と違う点は、Worldがモナド変換子として実装されている点だけである。 worlds-exampleは画面内のキャラクターを方向キーで操作する例。メインのプログラムは以下のようになっている: import Include import Types import qualified Entity.Player as Player import Assets main = runGameDefault $ runWorldT $ do player <- spawn $ Player.new (V2 240 240) forever $ do whenM (lift $ keyPress KeyLeft) $ player .! Player.Move L

    Haskellでオブジェクト指向を再発明する - モナドとわたしとコモナド
  • Operationalモナドをゲームに応用した話 - モナドとわたしとコモナド

    データを処理することは、プログラミングのもっとも質的な部分である。数値、文字列、あるいはデータの集まりなどを扱うために、数々の構造が考えられてきた。Haskellにおいては、「手順」もデータとして扱うことができる。これは、DSLを作るうえで非常に有用であり、ゲーム開発やデータベース操作……手続きがかかわるあらゆるものに応用できるだろう。 手順をデータとして扱う方法として、FreeモナドとOperationalモナドがある。ここでは、Operationalモナドをゲームのキャラクターの制御に用いた例を紹介する。Freeモナドの導入については、Andres Löh氏のHaskell eXchange 2013の講演がわかりやすく、おすすめである。 データを作る アクションゲームの敵の動きとして、この二つを考えよう: 待機 接近(攻撃) 索敵(プレイヤーの位置を調べる) EnemyMというモナ

    Operationalモナドをゲームに応用した話 - モナドとわたしとコモナド
  • モナドとはモナドである - モナドとわたしとコモナド

    この記事を読む前に、絶対に理解出来ないモナドチュートリアルに一度目を通してみてほしい。モナドを理解していく上で、とても重要なことが書かれている。 改めて言おう、モナドはモナドだ。コンテナだとかプログラマブルセミコロンだという説明では、モナドのすべてを正確に表せるとは言い難い。では、モナドを過不足なく説明できる、モナド以外の言葉はあるのか? 実は、モナドを表現し、かつモナドで表現される言葉は存在する。その一つは手続きである。手続き型言語の「手続き」だ。 手続きとは何か 手続きは結果を持つ おおよそすべての手続きは何らかの結果を持つ。Haskellの()、C言語のvoid、PythonのNone、Rubyのnilなども結果の一種だ。結果が出ないとしたら、そのプログラムは停止しないか、途中で異常終了するだろう。 手続きには最小単位が存在する 処理系が扱っている以上、手続きが際限なく分解できるとい

    モナドとはモナドである - モナドとわたしとコモナド
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