国際宇宙ステーション(ISS)は何十年も国際協力の象徴であり続け、たとえライバルや旧敵の国同士であっても力を合わせてきた。だが今、ロシアによるウクライナ侵攻は、衛星軌道における中立地帯というISSの立場を揺るがすおそれがある。 ロシアの宇宙機関Roscosmosを率いるDmitry Rogozin氏は、米国による制裁の表明を受け、ISSへの影響を示唆する投稿をTwitterで矢継ぎ早に発信した。同氏は、2014年のロシアによるクリミア併合以来、同国の宇宙プログラムは制限を受けたまま順調に運営されてきたと主張した。 Rogozin氏は、ISSが軌道にある宇宙ゴミから回避するのにロシアのエンジンが役立っていると指摘した。だがその後、同氏の強い主張は奇妙な方向に転じた。米国などのISS参加国がプログラムからロシアを締め出すなら、ISSが地球に落下することもあり得るという考えを示したのだ。 「あな