Photo from Flickr, Some Rights Reserved by Tim Dorr 2013年版の通信利用動向調査によれば「クラウドサービスを全社的に利用している」と答えた企業は全体の13%。3年前の4.2%から約10ポイント上がっており、クラウドに感心が高まっていることは確かだ。 しかし、資本金50億円以上の大企業は52.4%がクラウドサービスを導入している一方、資本金1000万円以下の中小企業はわずか23.4%にとどまっている。クラウドは設備費用をかけずにITシステムを構築できるのがメリット。本来は大企業より、ITベンチャーをはじめとした中小零細企業こそ向いているはずだ。 中小企業がクラウドをなかなか入れないのはなぜなのか。 調査会社ノークリサーチのアナリスト、岩上由高氏によれば、中小の経営者には「ITのコストが見えていない」のだという。社内IT担当者が兼任で、そも