IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、安心・安全なIT社会の実現を目指し、システムライフサイクル(*1)に沿ったセキュリティ上の弱点(脆弱性)への対策を推進しています。これらセキュリティ対策のうち、「ソースコードセキュリティ検査(*2)」の有効性と重要性についての理解を深め、実際の開発現場で活用されることを目的に、具体的に有効な場面や、実施・成功事例を紹介する技術レポート(IPA テクニカルウォッチ 第5回)を公開しました。 出荷されたソフトウェアやシステムに脆弱性が発見された場合、システム設計の見直しが必要になる場合があり、対策にかかるコストが予想外に増大する可能性があります。また、脆弱性を悪用された攻撃が原因で利用者に被害が生じた場合、ソフトウェアを開発した企業にも追加の費用負担や社会的責任が生じてきます。 ソフトウェアやシステムを保護するためには、システムライ