古都の歴史的景観を守るため、全国でも異例の厳格な規制を盛り込んだ京都市の改正屋外広告物条例が7年の猶予期間を終え、9月1日から完全施行される。市中心部では、京都らしい看板や外観に改修する店舗が相次ぎ、街の景観は大きく変わったが、看板の撤去費用を負担する事業者からは反発の声も上がる。違反状態の物件は、今も約1万件に上るとみられている。 京都市の繁華街・四条河原町では、北西角に掲げられていた「阪急電鉄」の大型看板がなくなり、周辺はすっきりとした看板が目立つ。八坂神社近くのコンビニエンスストア「ローソン八坂神社前店」は、格子を設けた和風のしつらえだ。おなじみの看板も青地ではなく、白地に黒色の文字に変更した。広報担当者は「風景に調和した色づかいにして、街やお客さまの伝統的な生活スタイルに合わせるのが基本的なスタンス」と話す。 祇園の一角にある宅配大手「佐川急便」のサービスセンターは京町屋風の外観で
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