独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)は、大阪大学(以下「阪大」、総長:鷲田 清一)と共同で、電波による世界最高速である毎秒40ギガビットの無線伝送実験に成功しました。この速度は、これまでの伝送実験最高記録(毎秒27ギガビット)を大きく超え、最新の無線LANの約130倍もの速さになります。毎秒40ギガビットの伝送速度があれば、例えば、無線LANでは14分以上かかる容量32ギガバイトのメモリ転送の所要時間は、わずか6秒程度となります。また、スーパーハイビジョンの非圧縮伝送も可能となります。 この実験の成功は、NICTの光技術と無線技術の融合によるもので、利便性と低コスト性を兼ね備えた新世代大容量通信を支える技術として期待できます。 現代社会では、大容量データをやりとりするスマートフォンなどの携帯端末が急速に普及し、いつでも・どこでも通信可能なブロードバンド接続が
モバイル・アプリケーション向けマルチメディア・コンテンツの急増により、無線ネットワークの発展が促進されています。増大する音声およびデータ・トラフィックのニーズに対応し続けるには、高パフォーマンスのシステムを開発しなければなりません。 競争が激化する市場で優位を維持するために、システム設計者は最高のパフォーマンス、コスト、パワー、信頼性が得られるスケーラブルなインターコネクト規格を選択する必要があります。10ギガビットEthernet(10GE) が代替ソリューションと見なされる場合もあるとはいえ、Serial RapidIO(S-RIO)は、無線ベースバンド・プロセッシング・アプリケーション固有のニーズに対応する唯一のプロトコルと言えます。 10GEとS-RIOの違いを理解するには、これら2つの規格が開発された背景をたどる必要があります。Ethernetは、ソフトウェアのプロトコル・スタッ
NTTドコモは2月7日、LTEサービス「Xi(クロッシィ)」をさらに高速化した第4世代移動通信規格(4G)「LTE-Advanced」の、実験用無線局の予備免許を1月27日に関東総合通信局から取得したと発表した。予備免許を取得したのは神奈川県横須賀市と相模原市で、免許が付与され次第、同地区での実証実験を開始する。 ドコモでは、LTE-Advancedの実証実験システムを2010年に開発しており、有線接続による模擬環境下での室内信号伝送実験で、下り約1Gbps、上り約200Mbpsの信号伝送に成功している。今回の実証実験では、ドコモの研究施設「ドコモR&Dセンタ」がある横須賀市内と相模原市市街地で、実際の使用環境下での無線伝送実験を実施し、同システムに搭載されているLTE-Advancedの主要技術の性能を評価するという。 Xiは2010年12月から商用サービスを開始。LTE-Advance
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