今年の世界禁煙デーを紹介する厚生労働省のウェブサイト 5月31日の世界禁煙デーで世界保健機関(WHO)が掲げるテーマについて、厚生労働省は国内向けに言い換えることを決めた。WHOは「たばこの宣伝活動の禁止」としたが、「たばこによる健康影響を正しく理解しよう」にした。禁煙団体は「広告規制を所管する財務省やたばこ会社への配慮では。腰が引けている」と批判している。 世界禁煙デーはWHOが1988年に始めた。国内ではこの日から1週間を禁煙週間とし、厚労省や自治体が啓発活動をしている。 WHOの今年のテーマは「Ban tobacco advertising, promotion and sponsorship(たばこの広告、販売促進、スポンサー活動を禁止しよう)」。日本も批准している、たばこ規制枠組み条約が包括的な広告禁止をうたっていることに沿ったものだ。 続きを読むこの記事の続きをお読みいた