今や押しも押されもせぬ、就職人気企業となったグーグル。米国本社の就職倍率は米ハーバード大学に入るよりも25倍、倍率が高いとされ、日本からの採用も「ハイヤリング・バー(採用基準)はとてつもなく高い」(日本法人OB)。その分、中に入れば待遇は良く、日本法人では「20代後半で年収1000万円以上は軽くいく」(別のOB)とささやかれている。「結婚したい企業」ランキングでもたびたび上位に入る人気企業だ。 グーグルは米国に本拠を置く世界企業。日本法人は、ある意味では"支社"に過ぎないため、日本法人だけを切り分けて分析されることは、ほとんどない。切り分けて分析すること自体が無意味だ、との声もある。 とはいえ就職先として人気がある会社であり、日本法人がどのような位置づけなのか、知りたい向きも多いだろう。そこで、めったに取り上げられることのない、企業としての「グーグル日本法人」を分析してみる。 誰も知らない