つい最近まで、グローバル・スタンダードのセキュリティ施策ではバリデーションが極めて重視されている、いささか過剰ではないかと思っていたのですが、OWASPの文書を読みなおしたところ、これは僕の思い過ごしだったかと思い始めました。あくまでOWASPに限った話ではありますが… OWASP Top 10 2004については、以下のようなプレゼンをしたことがあります(2012年3月27日)。 ここが変だよ、グローバルスタンダードの脆弱性対策~入力値の考え方~ OWASP Top 10 2004をはじめとして、バリデーションが過剰に重視されているのではないかという指摘でした。 しかし、最近OWASPの文書を読みなおしてみると、OWASP Top 10 2004当時にあった「バリデーション至上主義」のようなものはすっかり影を潜め、私が(そして日本の専門家の多くが)言っていることとほとんど変わらないことに