積んできた発電設備を中部空港で下ろす大型貨物機アントノフ124=27日午前11時51分、恵原弘太郎撮影 東京電力が、火力発電用に導入するガスタービン発電設備の一部を積んだ世界最大級の貨物機「アントノフ124型機」が、ロシアから愛知県常滑市の中部空港に27日、到着した。 ガスタービン発電施設は1台の出力が2.57万キロワットで、重さは約100トン。その輸送に、ロシアの航空会社が運航する最大積載量150トンの貨物機がチャーターされた。 同日午前、駐機場に入った同機の機首部分が開き、発電施設をクレーンで下ろす作業が始まった。28日には東電の常陸那珂火力発電所(茨城県東海村)に向けて、空港島から海上輸送される。緊急空輸は6月初旬までに計8回の予定。