印刷 大阪府泉南市の市立砂川小学校のプールで同小1年の保苅築(ほかり・きずく)君(7)が先月31日におぼれ、翌日死亡した事故で、市教委から管理運営を委託されていた市内のビル管理会社「ダイショウコーポレーション」が、市教委に「今年度の市内のプール管理で、契約時の監視員数を満たしていたのは37回中5回だった」と説明していることが、市教委への取材でわかった。同社は「委託料から出る時給では人が集まりにくかった」と釈明しているという。 泉南市教委によると、同社の社長が3日、市役所を訪れて勤務実態などを報告したという。同社は、今年7月21日から市内の学校のプールの一般開放に際して、監視員を計37回配置していたが、うち32回は委託契約の人数を満たしていなかったという。 市教委によると、同社は約10年前から同市内の学校のプールの一般開放の管理運営を委託されていたが、市教委はこれまで、監視員の配置実態