思春期は膨れ上がった性欲と妄想が上手く制御できずに暴走してしまう事がままある。 その暴走は後にふと思い出す度に奇声を発しながら悶絶してしまう暗黒の歴史を生み出してしまうものだ。 そしてそれは思春期の暴走とイコールで語られがちな男子中学生だけではないのだ。 女子中学生にだって性欲はあるし、妄想はするし、暴走してしまうのだ。 俺には姉がいる。 五つ年上で、俺が小学生の時に姉は中学生だった。 姉は性欲と妄想をこじらせてしまったのだろう。 俺はその冬の日、炬燵に半身を突っ込んでうとうとと、夢半ば覚醒半ばという状態だった。 不意に下半身に、主に股間のあたりに違和を感じた。 なんだ? と思うまもなく、小学生の可愛らしいおちんちんが今まで感じた事の無い奇妙な温かさに包まれた。 しかしそれはすぐに痛みに変わった。 外の空気を知らぬ亀頭を守護する包皮が無理やり明けられようとするあの激痛である。 俺の意識は完