クーデター直後からミャンマーの実態を伝えてきたNHKスペシャル。今回のデジタル調査報道では軍を支える物資と資金源に迫る。
「真田丸」を1年間駆け抜けた、堺雅人さん演じる真田信繁。「幸村」ではなく、史実上の名前の「信繁」が一気に広まった=NHK提供 この1年間、好調を続けてきたNHK大河ドラマ「真田丸」がいよいよ18日に幕を閉じる。初めて大河ドラマの時代考証を務めた国文学研究資料館特定研究員の丸島和洋さん(39)は、従来説を覆す最新の研究結果を反映させてドラマにリアリティーを持たせ、毎週日曜の放送後には自らツイッターでドラマの世界観を視聴者に解説してきた。「真田丸」とともに歩んだ1年間を3回に分けて振り返ってもらった。1回目は、時代考証の作業を通じて触れた三谷幸喜さん作の物語について聞いた。【錦織祐一/デジタル報道センター】
第31回「終焉(しゅうえん)」で描かれた『豊臣秀吉の遺言』をめぐる石田三成と徳川家康との攻防。その真実、そして、制作舞台裏について、『真田丸』で時代考証を担当していただいている国文学研究資料館特定研究員・丸島和洋先生にお話をうかがいました。 Q.秀吉の遺言って、本物が残っているんですよね?! 豊臣秀吉の遺言に関する文書は、主要なものとして現在3点が残されています。ところが、互いの内容にちょっとズレがあるとされています。そこで、そのズレをお芝居にしたいと、プロデューサーの吉川さんから相談を受けました。 Q.残されている3点とは、どのような文書なのでしょうか? まず1点目は、五大老の一角であった毛利家の文書に残されているもので、秀吉の自筆の遺言状の写しです。今回ドラマで取り上げられているのはこの遺言状で、史料に基づいて、再現していただいています。 次に2点目は、五奉行の一角であった浅野家に伝わ
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