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ブックマーク / kikuchidesu.hatenablog.com (35)

  • 埼玉と東京をつらぬく巨大台地、武蔵野台地のフチをぐるっと周ってみる。 - 今夜はいやほい

    埼玉には何があるのか(なにもない) 武蔵野台地を知るため、角川武蔵野ミュージアムへ 武蔵野台地の雑木林の腐葉土を使った三富野菜をべる。 武蔵野台地一周へ。北端、川越を目指す 武蔵野台地の名物、朴訥だんご 狭山茶のアイスクリームをべる 台地の北端は東明寺 コンビニの裏に、大きな段差。武蔵野台地のふちを見る。 大小様々な段差 台地で水を獲得するのがいかに困難か。渦を巻くまいまいず井戸 武蔵野台地であるからには、武蔵野うどんをべずには終われない そして、メリケン武蔵野うどんへ 埼玉には何があるのか(なにもない) 昔、書いた埼玉の起源を探るブログが地味に評判が良かったので、第二回の埼玉探査隊を組織すべく、埼玉某所に友人達を召集した。 埼玉県の”さいたま”の起源を探しに真夜中の埼玉へ - 今夜はいやほい 「埼玉について、またなにか理解を深めていかねばならないと思うんだよ」と僕は言った。 埼玉育

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    watapoco 2024/05/30
  • 一泊二日、千葉を食べる。アジフライを食べに出かけ、奇跡のアジフライに出会う。 - 今夜はいやほい

    アジもりだくさんの、魚問屋堂さかなやくろへ 喫茶フレンドで電車を待ちながら 館山は小さなリゾートだった 海の街であるならば、寿司をたべよう 館山式モーニング、チキンバスケットセット 旅立ちのびわゼリー 内房の街をひたすら歩く 海水浴場の喫茶店 黄金アジフライという、天衣無縫のべ物 突然、アジフライがべたいなと思った。しかも、そのへんのアジフライということではなく、とびきりおいしいやつがいいなあと思った。そういうことが時々ある。揚げ物の引力だ。 それは、木曜日のことで、来る週末には何も予定がなかった。しかも月曜は有休である。しめしめと、僕はグーグルマップを開き、いいアジフライをべられそうな場所を検討することにした。やはり海沿いがいいよな。茨城と神奈川はこの間行ったしなあ。ぱっと行けて海があるところということで、自然と目的地は千葉となった。外房はやや遠いということで、内房へとりあえず向

    一泊二日、千葉を食べる。アジフライを食べに出かけ、奇跡のアジフライに出会う。 - 今夜はいやほい
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    watapoco 2024/05/10
    トップブコメ、魚の味と値段、お寿司屋さんとかだと関係あると思う…でも基本同意。特に光り物は鮮度が命
  • 一泊二日、仙台から福島浜通りをひたすら南へ。はらこ飯をしずかに食べる。 - 今夜はいやほい

    昭和8年、津波に御用心 はらこ飯は冷たいほうがうまい説 摩尼車は時をかけるようにして回る 南相馬の珈琲亭いこいで休憩 津波の被害にあった請戸小学校を見学する 東日大震災・原子力災害伝承館 南相馬の寿司屋で塩釜港のひがしものマグロをべる ふたたび喫茶店でモーニング 南相馬の由来をたずねる、相馬太田神社 牛たちのための鎮魂碑 南相馬で磨崖仏を見る 浪江町の名物、波江焼きそばをべる 柳美里さんの書店フルハウスへ 震災遺構 中浜小学校 旅のしめに、亘理の田園ではらこ飯 配偶者と山形に旅行に来たのだけど、配偶者は仙台で友人に会うということで、別行動になった。僕は、この間、盛岡に行っていたので、今回は、ひたすら南下して、海のものをめちゃくちゃたべるぞ〜と意気込んでいた。仙台でレンタカーを借りた。まずは今日の作戦をたてねばならぬと、喫茶店に突入した。 モーニングセットを注文する。朝はなんと言っても

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    watapoco 2024/04/02
  • 一泊二日、クアラルンプールを食べる。熱中症に倒れ、車に轢かれ、されど麗しきマレーシア料理。 - 今夜はいやほい

    マレー文化とインド文化の交錯点、カレーラクサをべる 路上のカフェでミルクティーを 国立博物館に行くのは難しい ローストチキン+ローストポークライス 劇的に苦いお茶・王老吉を飲む マレーシアのワンプレート山盛りごはん、ナシカンダール 摩天楼の資主義MAXのバーで蜂蜜をなめる ふたたび野良カフェへ。肉まんをべる 熱中症になりながら、感動的ナシレマをべに行く マッサージ屋のげきうまミックスジュース 車に轢かれながら、新峰肉骨茶にバクテーをべに行く マレー文化とインド文化の交錯点、カレーラクサをべる タイを経由し、マレーシアはクアラルンプールにやってきた。正直、全くマレーシアに興味がなかった。マレーシアについては、有名なタワーがあるらしいくらいのことしか知識がなく、東南アジアを旅行するとき、常に候補から外れ続けてきたのだけど、このブログによく出てくる男、加藤が、「マレーシアはいいですよ

    一泊二日、クアラルンプールを食べる。熱中症に倒れ、車に轢かれ、されど麗しきマレーシア料理。 - 今夜はいやほい
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    watapoco 2024/04/02
  • 休日、神奈川の沖縄タウン 鶴見を歩く。沖縄スタイルみそ汁を飲み、市民酒場へ - 今夜はいやほい

    休日、暇を持て余していた。 暇だ。 そうだ、鶴見行こう、と思い立った。埼玉県民である僕は、軽く出かけたいなという時は神奈川が候補に上がりがちだ。横浜は時々行くので、気分を変えて、鶴見に行ってみることにした。鶴見は沖縄タウンで有名らしいのだが、通り過ぎることはあっても、意識的に街を歩いたことがないなと思ったのだ。 かたこと京浜急行で鶴見に向かう。せっかくなので、沖縄そばをべたいなと思い、電車の中で店を探した。 鶴見市場駅でおり、金城という店に向かうことにした。沖縄料理屋は夜だけやっている居酒屋系が多くようで、昼でも沖縄そばを出している店は意外とたくさんあるという感じでもないようだった。 沖縄料理 金城 よし、沖縄そばべるぞと思い、壁にかけられたメニューを眺めた。みそ汁があるではないか......沖縄ではみそ汁がおかず性の高いべ物として存在し、定メニューに入っていたりするのだ。みそ汁か

    休日、神奈川の沖縄タウン 鶴見を歩く。沖縄スタイルみそ汁を飲み、市民酒場へ - 今夜はいやほい
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    watapoco 2024/01/11
    居酒屋さんのくだり特に面白い/話しかけてもいいですか、私も好き。移民の多い土地の他者尊重仕草/昔武蔵小杉新興民がここは川崎とは違うんでと言ってるブログ見て、みっともないどすなあ〜てなったな
  • 二泊三日、バンコクを食べる。路端の野良ガパオライス。チャオプラヤ川で溺れませんように。 - 今夜はいやほい

    ガパオの香りが甘やかな、これを求めてタイに来た タイ・ティー・ア・ラ・モード 豚をカリカリにあげたやつ 雑居ビルのバーでタイの植物を漬けたカクテルを飲む KPOP鳴り響く、カオサンロードの夜は長し タバコの匂い、チャオプラヤ川に寺が輝く バンコクで茶をしばく、朝から喫茶店をはしご なんと美味しいマッサマンカレー 堂のファストガパオ 路端でお母さんが鍋一つで作る、野良ガパオライス バンコクにやってきた。数年前、タイ料理がいたく好きになり、時折、猛烈にタイに行きたい衝動に駆られていたのだけど、コロナのせいで思いは成就することなく年月が過ぎていった。 くわえて、足繁く通っていた池袋のメコンというタイ料理屋が閉店したことにより、タイ料理への思いは増し増しとなっており、破裂せんばかりとなっていた。ついに、ようやく、夏休みを使って、バンコクまでやってくることができたのである。ということで、僕は、ふつ

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    watapoco 2023/12/14
  • 一泊二日、ホーチミンを食べる。伊勢うどんに影響を受けたベトナム麺料理 カオラウとは 前 - 今夜はいやほい

    フランスパンにパテを塗って朝を 伊勢うどんがルーツという噂、カオラウをべる ベトナム戦争では日人記者が活躍していたらしい 紳士的ココナッツジュース詐欺 共産主義の意匠をまとった共産カフェでベトナムコーヒーを さあ、思いっきりバスを叩け! 戦争取材の拠点、マジェスティック・ホテルへ ベンタン市場に行って、チェーをべる ジャコウネココーヒーを飲み、いたく感動する ベトナムのスコールの洗礼 ベトナムといえばフォー、ハーブを乗せてべる ベトナム生ビールビアホイを飲む、ベトナムのエネルギーを知る カイコー・タケシ・マティーニで夜は更けて フランスパンにパテを塗って朝を 高さ30センチほどだろうか、プラスチックの赤い簡素な椅子に腰掛けた。ベトナムはホーチミンにやってきたのだ。気怠そうな店員がフランスパンを持ってきてくれた。腕くらいの大きさがある。なんとも堂々としたフランスパンだ。それにして

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    watapoco 2023/10/05
    ホイアンで食べたなー/ベトナム美味しいけどお腹は壊すな私は…
  • 岐阜まで行って、黄金色のカツ丼を食べる。大垣市 朝日屋 - 今夜はいやほい

    11月のあたまに、ちょっとした用事があって岐阜に行った。岐阜の大垣という街である。結論からいうと、カツ丼、およびとんかつが美味かったということについての報告である。 大垣 朝日屋 歴史を感じる店構えだ。こういう店は、可もなく不可もない、全くもって古典的な事をやや高めの価格帯で出してくるパターンが多い気がする。偏見かもしれないが、必ずしも外れてもいないのではないかと思う。うまいのだろうか、しかし、休日にこの辺りに空いてる飲店がそもそもあんまりないのだよなと思い、ふらっと入ってみることにした。 店の中も、なかなか味のある大衆堂といった感じである。ちょうどお客さんが出て行ったタイミングだったので、待たずに座ることができた。お茶を飲み、喉を潤し、メニューを凝視した。 家族での来訪が多いのか、小さい子供があれだこれだと楽しそうにはしゃいでいた。何を頼むべきか、他の客が頼んでいるものをツブサに観

    岐阜まで行って、黄金色のカツ丼を食べる。大垣市 朝日屋 - 今夜はいやほい
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    watapoco 2023/07/27
  • 一泊二日、群馬を食べる。下仁田ネギと豚肉のすき焼き。 - 今夜はいやほい

    甘やかな下仁田ネギと豚肉のすき焼きをべに群馬へ向かう 真昼間、高崎のスナック 街をほっつき歩く 喫茶コンパルにてアイスティー 高崎電気館で古めかしい椅子に座り、チャップリンの映画を見る 群馬はグルーバル化の先端地域だった 群馬にはカツ丼の店が多い気がする 乗り込んだ電車はウサギのぬいぐるみだらけで 桐生で営業中、ウクライナスナック モーニグをべよう、モリムラ喫茶店 桐生名物ひもかわうどん、および、ソースカツ丼 登利平の弁当を携え帰路につく GWどこかに行きたいけれど、しかし、どこに行っても混んでいそうで嫌だな、どうしようかなと思っていた。だらだらと過ごしていたら、あっという間にGWの前半が終了していた。 新幹線に乗るのも混んでいるだろうしと思うと、自動的に関東に選択肢が絞られた。かと言って関東では一抜けで人気と思われる神奈川は混んでいそうだ。ということで、埼玉から比較的行きやすい群馬に

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    watapoco 2023/07/07
  • 別府、旦那衆の集うメニューのない居酒屋、変天来林。酒飲みの桃源郷。 - 今夜はいやほい

    生きていると、鳥のフンが無慈悲に天から舞い落ちて、体、および荷物などにばちんと当たったりする。まさに青天の霹靂とでもいうような出来事である。 同様に、ふと、思いがけず、何の気なしに立ち寄った街で、桃源郷のような居酒屋に出会ってしまうことがある。別府でそんな、居酒屋に出会ってしまったのである。 その名も変天来林(へんてこりん)である。看板の日焼けがまた良いではないか。 知らない街の居酒屋に入るのはなかなか勇気のいることである。心を落ち着けてドアを引くと、なんだなんだといった感じでお客さんたちがこちらを見た。なるほど、これはきっと常連が集うタイプの居酒屋なのだなと思った。 いそいそとテーブルにつくと、店員さんが注文を聞きにきてくれた。とりあえずビールを頼んだ。ビールは巨大なグラスでキンキンに冷えたものがやってきた。一口飲むと、適切な温度と泡であった。ビールが適切に美味い店というのはその時点で9

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    watapoco 2023/04/06
  • 一泊二日、伊勢を食べる。極左泥酔の巻。 - 今夜はいやほい

    モーニング伊勢肉うどん −駒鳥堂 右翼と左翼の伊勢神宮 喫茶ロマン、トマトジュースがぶ飲み 一月家、湯豆腐、特濃お茶割り 頭痛を抱え内宮へ 餃子に、あじ塩おにぎり−餃子の美鈴 旅館の明かりをつまみとし伊勢角ビールをすすり飲む ふたたび、朝に伊勢うどん −まめや 冷めたドライカツカレー  −キッチンクック 隣に座っている金髪で細身の男がバッグを漁り始めた。かちゃかちゃと高い音が響き、なんなんだと、そろっと横目に見てみると、韓国の酒、ソジュがボストンバッグの中に7〜8入っていた。金髪男は、緑瓶のそれを取り出し、金属の蓋をひねって開けて、一口二口飲み、瓶をバッグにしまった。朝日を背に男は眠りについた。 そんな電車を乗り継いて、名古屋から数時間、伊勢に到着した。赤福の看板が迎えてくれた。友人と小旅行にやって来たのだ。 現地集合だったので、友人は別ルートから大手を振って威勢よく歩いてやって来た。

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    watapoco 2023/03/29
  • 一泊二日、奈良を食べる。満洲国皇帝、愛新覚羅溥儀をもてなしたグラスで酒を飲む。 - 今夜はいやほい

    大和西大寺の喫茶店でモーニングの満漢全席 銃撃事件の現場には せんとくん、グーパンチ 喫茶アーガイルのちびドッグ。成人たちよ健やかに。 奈良公園 天理ラーメンを屋台でべる 満洲国皇帝愛新覚羅溥儀をもてなしたグラスでサイドカー 奈良の夜はLAMP BARで更けていく。檜の香りのネグローニ 朝、珈琲果汁 SUGIでミックスジュース 茶粥に山盛りの漬物 樫舎でお茶を飲む 三連休を得たので、奈良に出かけた。三連休一日目は大阪にいた。新幹線では、東京からは奈良に直通で行けないので、大阪に一泊することにしたのだ。 在華坊さんがツイートしていた大安が気になっていたので、行ってみることにした 破格の立ち飲み、西天満『大安』 - 日毎に敵と懶惰に戦う 外から見るとかなり混んでいるように見えたが、戸を開けてみるとそうでもなく、普通に座ることができた。立ち飲みなのかと思っていたが、実際には小さな椅子が置いてあ

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    watapoco 2023/02/15
  • 池袋に10年通った埼玉県民によるおすすめ中華料理店 6選! - 今夜はいやほい

    新疆風大皿鶏はあまりにもデカい 新疆・味道 上海蟹の季節には 大沪邨(だうつん) 街の片隅で歴史べる 新珍味 なぜ汁なし坦々麺はかくほどに美味いのか 中国家庭料理 楊 池袋で最も落ち着く 梅舎茶館 カウンターでうまい中華を 沙漠之月 僕はとにかくいかなる買い物も池袋で済ますところがあり、最低週一で池袋に行く生活を10年以上続けている。池袋が生活の拠点なのだ。 池袋は近年、いくつか大きな変化があった。西口の再開発、広場の整理、公園の整備...そしてその変動する箱のなかで起こった大きな変化が中華料理店の拡大である。池袋北口に来れば、中華圏の各地域ごとにいろいろな中華料理べることが可能だ。今でもちょっと歩けば、知らない店がぽこぽことできている。 池袋に10年通う中で気に入った店ができた。池袋中華の一端を紹介したい。 新疆風大皿鶏はあまりにもデカい 新疆・味道 最近、池袋中華界隈で人気上昇

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    watapoco 2022/09/09
    わー大好きブログ。絶対いこー/だうつんだけ行ったことある
  • 酒器を持ち、寝台特急サンライズに乗り込んで、香川でうどんをたらふく食べる - 今夜はいやほい

    夜行というのはなんだか不穏な響きがある。これは、寝て起きたら、全く知らないところに突然放り出されるということに起因するのではないかと思う。 赤い車体がなおのこと怪しい印象を強める寝台列車、サンライズ瀬戸に乗り込んだ。東京から高松へと向かう便である。ライトに照らされた細い通路が奥へ奥へとと続いている。入り口すぐのところが、どうやら僕の部屋であるらしかった。 乗車前日、ビールについていろんな作家が何事かを書いているを読んでいた。パラパラページをめくっていると、恩田陸の文章に目をひかれた。何やらその文章を読んでいると、旅先の列車の中で飲むビールに勝る幸福はない、その際、ただの紙コップで飲み始めるなどというのは、旅情を解さない者のやることで、ちょっと気の利いた酒器のひとつでも持ち込んでいるのであれば、その幸福は一段も二段も高まるものなのであると、自信ありげに書かれていたのだ。 旅行も好きで、酒も

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    watapoco 2022/05/16
  • 騙し絵のような構造の別府の宿に迷い、陽光荘で地獄蒸し - 今夜はいやほい

    夏の終わり、別府に行った。温泉というのは、いつ入るのが適当なのかということについては様々な議論があるが、夏の終わりというのは一つ有力な候補なのではないかと思う。つまりは、最適な時期に別府に来たということなのである。 僕は、前回別府に来た時、温泉にほぼ入ることができない謎の旅程を組んでしまったので、今度こそは、温泉に入るのだと、別府の中でも極めて温泉の多い、鉄輪という地区に宿をとった。 宿は、湯治の宿の貸し間を予約した。湯治というのは、一定期間、温泉にかよって、体の悪いところを治すことを試みる温泉療法的なやつである。貸し間というのは、これまた、詳細を説明するのは手に余るので、各自ググってほしいのだけど、旅館やホテルのように、何かサービスがあったりするわけではなく、その字の通り、ぽんと、部屋だけ貸し出され、掃除なども自分でやってよねといったかんじの、中長期型の宿泊形式である。 残念なことに僕は

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    watapoco 2022/01/27
  • 偏食家の子、ふぐの美味さを知るに至る −臼杵 割烹みつご - 今夜はいやほい

    ぱつぱつに張ったふぐの白子の薄膜が口の中ではじけると、体が打ち震えた。なんなんだこれと…… 口の中にべっとりと旨味が残り、その香り高さは消え去ることがなかった。こんな美味いものがあったのか…… * ふぐといえば下関という噂があるが、数多蠢く噂をかき分けていくと、実は、大分の臼杵という街のふぐが大変素晴らしいのだという情報をつかんだ。臼杵ふぐはなにより美味しく、そして、下関よりも圧倒的に安いらしいのである。 今までふぐの専門店に行ったことがなかった。わが父は肉、魚が嫌いな偏家だったので、ふぐなんてもってのほかである。僕は、ふぐというのは一体どんな材で、いかなる料理になるものなのか長らく想像をめぐらしてきた。 我々は、旅行滞在中の別府駅を発ち、上臼杵駅にたどり着いた。上臼杵駅は、松、無人、木造駅舎という、昭和と言ってもかなり初期の昭和を思わせる構えであった。よく分からないけれど、うまいふぐ

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    watapoco 2021/10/26
  • ウズベキスタン・ドラッグ・トレインに乗り込んで - 今夜はいやほい

    サマルカンドで一日を過ごし、ブハラへ向かうことにした。サマルカンド駅から高速鉄道が通っているらしく、わずか1時間半ほどでブハラ駅に到着するらしいのだ。宿のおばちゃんが、タクシーを呼んでおいたからと気をきかせてくれた。待っていると、なんともクラシックな車がやってきた。 今にももげそうなドアを開けると、ワインレッドが怪しいベルベッドの座席に、ウズベキスタンナイスミドルが腰掛けていた。僕は思わずのけぞった。オーラが凄かったのである。 メガネが細かく光を反射していて、レンズの奥には、”かつて秘密警察として、国家の権謀術数の最中に生き、冷戦の崩壊とともに、その役目を終えた”かのような怜悧な目が覗いた。タクシー稼業に暮れながらも、家に帰れば時々は、コーヒーを片手に、昔のことを思い出して、遠くを見つめる……そんなかんじの暗愁をまとったおっちゃんだったのである。 もちろんこんなことはただの妄想なのだけど、

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    watapoco 2020/12/23
  • 命ドブ捨て、スパイスカレー大阪涅槃紀行、時々ミックスジュース - 今夜はいやほい

    通天閣の真下、僕は、青背景黄色字のこてこて手書きフォントに目を奪われていた。 「秋には涅槃の旅が似合う…命ドブ捨て激闘紀行傑作戦」 意味不明と意味深の境界にある文句である。大阪でスパイスカレーが流行っており、カレー戦国時代の様相を呈していると東京で聞きつけて、ただカレーべるためだけに大阪にやって来た僕にとって、この謎文句は真に迫る何かであることのように思えた。涅槃といえばインド、インドといえばカレー、つまり、涅槃といえばカレーなのではないか、カレーべる為だけに大阪に来たのは、まさに、涅槃の旅であるのではないか、と。 「色男 ホ・セク」「あんなん、こんなん」「官能の奴隷」などのおどろおどろしい手書きフォントを眺めつつ、涅槃の多様性に思いを致すのであった。まだ朝の秋風の吹く新世界の路上では、女装家がギリシア彫刻さながらの気高き様で、黒いスパッツを剥き出しで衣装変えにいそしんでいた。そこ

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    watapoco 2020/12/23
  • 今年食べた、東京の思い入れ深いカレー七皿。 - 今夜はいやほい

    2020年はなんの年だったのかと問われれば、多くの人にとってコロナの年ということになるだろう。しかし、僕の場合は、コロナの年であるとともに、カレーの年でもあった。しらない駅で降りれば、いの一番にカレー屋について検索をする、そんな状態だった。コロナに引けをとらないくらいに、カレーのインパクトがある年だった。 夏などにあっては、この暑さをしのぐには、もうスパイスの効いたカレーを全自動機械のごとく、口の中に放り込み続けるしかないのだと、若干病的にカレーべていた。 カレーべる為だけに大阪に行ったりもした。 kikuchidesu.hatenablog.com せっかくたくさんべたので、特に思い入れのあるカレーを共有させてはもらえないでしょうか!! 渋谷 ポークビンダルーべる副大統領 ポークビンダルという、ポルトガル文化が流れ込んだ南インドのカレーべた。フルーツっぽい甘酸っぱさがあっ

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    watapoco 2020/12/23
  • ハンガリーのフルーツ蒸留酒パーリンカを飲むやいなや幸せになる。神楽坂−Bar Pálinka - 今夜はいやほい

    半年ほど前、神楽坂を散歩していたら、Bar Pálinkaと書かれたドアを見つけた。こんなところにバーがあったんだなと、ググってみたら2020年開店のハンガリーの蒸留酒をメインに取り扱うバーであるらしいことが分かった。ハンガリーの蒸留酒を専門的に扱うバーは国内には他にないらしく、そしてその蒸留酒の名前がまさにパーリンかであるらしい。 つまり、パーリンカなる酒を飲むなら基的には、ここしかないということなのだ。興味深いではないかということで、行ってみることにした。 はじめてのバーの扉を開ける時というのは緊張するものである。扉の向こうにはマスター以外だれもいないかもしれないし、もしかすると、満席で入れないのかもしれない。マスターの人柄だってわからない。恐る恐る、真っ黒の扉を開くと、溌剌としたマスターがにこやかに迎えてくれた。バーに行って、マスターが年下なことはあまりなかったのだけれど、マスター

    ハンガリーのフルーツ蒸留酒パーリンカを飲むやいなや幸せになる。神楽坂−Bar Pálinka - 今夜はいやほい
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    watapoco 2020/11/24