パトカーの一部で赤色灯のカバーに不具合が見つかり、製造元のトヨタ自動車は16日、47都道府県警が使っている計810台のリコールを国土交通省に届け出た。警察庁は「パトカーに特有の問題でのリコールは聞いたことがない」としつつ、「改修は1台当たり1時間程度で済むため、警察活動に影響はない」と説明している。 同庁によると、不具合があったのは「クラウン」のパトカー。ルーフに設置された赤色灯を上下二つのカバーが覆っているが、カバーの締め付け部分が不適切な構造だった。振動や日射熱で亀裂が生じる恐れがあるという。