ソニーは31日、約20年にわたって販売を続けてきたミニディスク(MD)の録音再生機器の販売を3月で終了すると発表した。 ソニーが開発し、2000年前後にはMDが携帯用音楽プレーヤーの主流となったが、米アップルのiPod(アイポッド)などに人気を奪われ、売り上げが落ち込んでいた。 ソニーは1992年11月に携帯用MDプレーヤーを発売した。カセットテープと違い、簡単に曲の頭出しができ、曲名も表示される機能が人気となり、これまでに、携帯用のほか、ミニコンポなどを含め国内外で2700万台以上販売したという。 唯一販売を続けていた07年発売のミニコンポの出荷を3月に終了する。MDのディスクの販売や、機器の修理などは当面続ける。