北海道のスーパーやコンビニで、当たり前に並んでいる清涼飲料水「ガラナ」。本州以南の人にとっては聞きなれないが、北海道では50年以上前からある人気ドリンクだ。面白いのは、北海道の“ご当地モノ”ではないのに、北海道“だけ”で広まったという点。一体「ガラナ」と北海道にはどんな関係があるのか? 気になる疑問を、北海道でガラナの製造をする飲料メーカーの小原さんにぶつけてみた。 ■そもそも「ガラナ」とは? 「ガラナ飲料は、ブラジルアマゾン川のごく一部の流域でのみ採取される『ガラナ』という木の実から抽出したエキスに、糖分や炭酸を加えて作っているんです」と、小原さん。ガラナの実は、昔からブラジルの原住民が“不老不死”として扱っていた元気の源で、インディオたちが、祭典の際にこれを飲んで、3日3晩踊り続けたという話もあるのだとか。現在の調査でも、カフェインやカテキンが多く含まれていることが証明された、体にいい