インターネット上の違法音楽ファイルを自動的に検知するプログラムが、プロバイダーのサーバ上に導入される可能性が浮上した。 6月21日付けの朝日新聞の報道によると、日本音楽著作権協会(JASRAC)などの音楽の著作権を扱う6団体2社は、プロバイダーに対して、著作権情報集中処理機構(CDC)が開発した違法ファイルを自動的に検知するプログラムを導入するよう働きかけていくということだ。 このプログラムを導入することで、プロバイダー側から違法ファイルをアップロードしたユーザーに警告を発し、違法ファイルがインターネット上で拡散されることを防ぐ狙いがあるということだが、この仕組みは言い換えれば、プロバイダーが各ユーザーの通信内容をチェックする仕組みであるともいえる。 ●プロバイダーが「通信の秘密」を侵すことにならないか 憲法では、個人間の通信の内容及びこれに関連した一切の事項に関して、公権力が把握すること
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