東京都は1日、東京オリンピック(五輪)期間中に代々木公園(渋谷区)に設ける予定だった大画面で競技を中継するライブサイトを中止し、新型コロナウイルスのワクチンの大規模接種会場として活用する方針を明らかにした。都によると、井の頭公園(武蔵野市、三鷹市)のライブサイトや、日比谷公園や調布駅前広場、東日本大震災や熊本地震の被災地4県などのパブリックビューイング(PV)は実施予定という。 ワクチン接種をめぐっては、都が築地市場跡地(中央区)に会場を設け、8日から警視庁や東京消防庁の職員を対象に接種を開始する方針を明らかにしていた。ただ、築地市場跡地は大会時に車両基地として活用されるため、7月以降は代々木公園のライブサイト会場に移転させるという。この影響で、7月の五輪期間中はライブサイトは中止し、8月に開幕するパラリンピックでは予定どおり実施するという。(池上桃子) ","naka5":"<!-- B