先日、開催させていただいた「オブザベーション・ワークショップ」の終了後、参加者の1人と「ユーザーエクスペリエンス(UX)」に関する話をしました。 その際、僕の方からお話ししたのは「経験について考える際に、なんでもかんでもUXという形でUをつけて考えてしまう見方はそもそも人を馬鹿にしていると思う」ということでした。 もちろん、僕自身、人がユーザーとしてプロダクトやサービスを利用する際の体験をよりよいものにしようとする活動はとても重要なものだし、必要不可欠な思考だと思っています。 それはプロダクトやサービスを作り上げる上で、利用する人に対する大切なおもてなしの気持ちであり、やさしい配慮だと考えていますし、そのために様々な試行錯誤を通じて、よりよりユーザー体験を実現するのはとても意義あることだと信じています。 けれど、それにはまず利用者の側からみてプロダクトやサービスを新しく作る必要性そのものが