ゴースト・カウントダウンが始まる…… お待たせしました! 驚異の世界的ベストセラー、劉慈欣『三体』がついに文庫化を開始いたします。 すべての始まりである第一部『三体』は、ハヤカワ文庫SFより2024年2月21日(水)発売。 確実に発売日にお手にとっていただくため、予約がおすすめ! こちらからどうぞ↓
早川書房は6月1日、新書レーベル「ハヤカワ新書」を立ち上げ、紙の新書にNFT化された電子書籍が付いてくる「NFT電子書籍付」版を発売すると発表した。20日から5冊を販売する。 電子出版取次大手のメディアドゥ(東京都千代田区)の技術を採用、電子書籍ファイル(EPUB)をNFT化した。購入した人は、例えば紙の本を自宅でゆっくり読み、外出先ではスマートフォンで続きを読むなど使い分けられる。電子書籍版のビューアーにはメディアドゥの「FanTopアプリ」を使用する。 NFT化した書籍は、ブロックチェーン技術によって持ち主の証明が行える。これを利用し、メディアドゥは自社のNFTマーケットプレイス「FanTop」内で電子書籍の二次流通の仕組みを提供するという。 これまで本の二次流通は、古書店で本が売れても著者や出版社には何も還元されないことが問題視されてきた。しかしNFTを活用した二次流通なら売買が行わ
見上げる書架に並んだ古い本の数々。 部屋のあちらこちらには、誰もが知る偉人たちによる筆跡が。 吊るされた電球からは暖かな光が灯り、その部屋を訪れた者をさらなる本の森へと誘っていく。 「さあ、こちらへいらっしゃい。“知の連鎖”の素晴らしさを、きみに見せてあげよう」 部屋の奥から語りかけてくるのは、この屋敷の主人だ。 そう。彼こそ地上のすべての知を司る、「書の番人」なのである────。 ……と、中二病全開の妄想を止められないほど魅力的なこの空間。 一体どこなのかというと、現在上野の森美術館にて開催中の[世界を変えた書物]展という展覧会の展示室なのです。 いやもうこの展覧会、すさまじいレベルで素晴らしかったんですけれど、信じられないことに入館無料! さらには写真撮影OK! 本当にそんな太っ腹で大丈夫? と心配になってしまうくらいでした。 本展は、金沢工業大学が所蔵するコレクションである“工学の曙
聞き手:瀧井朝世(ライター) 時を重ねた《私》に会える! 待望のシリーズ最新作。《円紫さん》の言葉に導かれ、《私》は創作の謎を探り行く…… ――新作『太宰治の辞書』は、落語家の春桜亭円紫さんと《私》のシリーズの最新作。98年の第5作『朝霧』刊行後は「もう続編は書かない」と明言されていたので、嬉しい驚きです。 自分でも書かないつもりだったんです。昨年の10月くらいにも「続編はないのですか」と訊かれて口を濁していたところだったのに、半年たたないうちに本が出るとは不思議なものです(笑)。 きっかけは、去年の秋口に別件で新潮社に来た時に、新潮文庫創刊100年記念で作られた創刊当時の完全復刻本を見せてもらったことにあります。このあたりは小説にも書いた通りですね。巻末の刊行案内をパラパラと見ていたら《ピエルロチ》の名前があったんですね。ピエール・ロチといえば芥川龍之介の「舞踏会」の題材となった「江戸の
2015-08-11 ムーミンの原作本を全巻買ってみた!せっかくなので発売された順番に解説します ムーミン ミニマリスト このブログを始めてから、色々とミニマリストについて調べるうちに、スナフキンがアニメ界のミニマリストであることを知ってからというもの、無性にムーミンの原作本を全巻読んでみたくなったので、講談社文庫から発売されている『ムーミン童話限定カバー版 全9巻BOXセット』を大人買いしてみました。 この講談社文庫から発売されているムーミンの原作本が、ようやくAmazonから手元に届いたので、嬉しさのあまり記事にしてみました。せっかくなので、ムーミンの原作本を発売された順番に解説してみたいと思います。 第1作目 小さなトロールと大きな洪水 1945年 記念すべき第1作目のムーミン原作本。しかし、第二次世界大戦の直後に発売されてから約30年の間、再販されずにいた幻のムーミン小説です。ムー
2015年08月04日15:03 by 東京創元社 【突発企画】翻訳ミステリについて思うところを書いてみた。その1・これ絶対覚えられないだろ! という登場人物名の覚え方 カテゴリ海外ミステリ みなさまこんにちは。東京創元社翻訳ミステリ班の編集者Sでございます。 翻訳ミステリの編集を専門にしていると、さまざまなご意見を耳にします。それに関していろいろ思うところがありまして、何か書いてみたいなーと思い立ちました。また、「翻訳ミステリに興味があるんだけどなんか読みにくそうだしそもそも何を読めばいいのかわからん」というご意見も聞いたので、毎回1冊おすすめの本を紹介したいとも考えております。 さて、翻訳ミステリに関して一番よく言われること、それは「登場人物の名前が覚えにくい」。まあ、登場人物のほとんどが日本人以外なので、基本的にカタカナ名前になります。ジョージとかヘンリーとかならまだいいと思うのです
以前私はこのブログで、「15歳前後の少女は、2人でいると閉鎖的で狂信的な世界を築き上げてしまうことがあるので、要注意」という主旨のエントリを書きました。 ですが今回は、「逆にそれなりの年齢の女性は、2人でつるむのが吉だわよ」、という話をしようかと思います。 『るきさん』『ハルチン』の共通点 なぜそう考えたのかというと、私は普段あまり漫画を読まないほうなので若干サンプルが少ない気がしないでもないんですが、それなりの年齢の女性(20歳以上?)が数人登場する漫画を読んでいると、3〜4人でつるんでいる女性達よりも、2人でつるんでいる女性達のほうが、殺伐としていなくてなんだか幸福そうに見えたからです。代表的なのは、高野文子の『るきさん』ですね。 るきさん (ちくま文庫) 作者: 高野文子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/12メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 94回この商品を含
未だに電子書籍を読むのに適したタブレット端末的なものを持っていない私なんですが、その理由の1つに、「私が読みたい本の8割くらいはKindle版が出ていない」というのがあります。でもきっと、あと何年か待ったらこういう状況は改善され……というか、電子書籍がもっと普及したら、「Kindle版がないんだったら読まなくてもいいや」なんて思ってしまうことのほうが多くなりそうでもあります。 世間的にも、現在はまだまだ紙の本が優勢といったところでしょう。しかし、おそらくそう遠くない未来に、紙の本と電子書籍の関係は逆転すると思います。そのときにどんなことが起こるのか? を予測しているのが、ウンベルト・エーコとジャン=クロード・カリエールの対談本『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』です。 もうすぐ絶滅するという紙の書物について 作者: ウンベルト・エーコ,ジャン=クロード・カリエール,工藤妙子出版社/メ
壁一面の本棚の作り方 カテゴリ: 買った あたらしい書斎 新居に越すタイミングで、念願だった壁一面の本棚の購入に踏み切った。テレビでもなくオーディオでもなく、本棚をリビング・ダイニングの主役にしたい、そう考えて。 そのとき参考にしたのが、内沼晋太郎さんプロデュースのカウンター型の本棚。昨年末の忘年会で内沼さんのご自宅に招待いただいたときに目にして以来、頭から離れなかった本棚です。 正面からだとちょっとわかりづらいんだけど、下段と上段の棚の間にちょっとしたカウンターがあり、生活に寄り添う家具として絶妙に使いやすい。カウンターの高さは、よくあるテーブルの高さ70cm〜75cmよりちょっと高い86cm。このカウンターはぜひともほしい。 もうひとつの大きな特徴は、本をサイズによってではなくジャンルで分けることを目的とした本棚だということ。上段の棚の高さには余裕があって(25cmほど)、文庫本も単行
※キャンペーンは終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。 ゴールデンウィークはみなさんどのように過ごされているでしょう? まとまった時間がせっかく取れることだし、とことん好きなことに没頭したい! という方も多いかもしれません。好きなことを時間を惜しまずに突き詰めると、やがて立派な実を結ぶこともあるでしょう。それを体現しているかのような4人のブロガーさんの著作が、この春立て続けに刊行されました。 週刊はてなブログではゴールデンウィーク特別企画として、それぞれの著作を紹介するとともに、計11名様に著書が当たるプレゼントを実施します。ぜひお好きな本をリクエストしてください。詳細は記事末の応募要項を参照。 あなたの「虫スイッチ」も押される? メレ山メレ子『ときめき昆虫学』 ブログ「メレンゲが腐るほど恋したい」のメレ子 (id:mereco) さんが、2冊目の単著『ときめき昆虫学』を
This book is written in Japanese. こちらは解説動画付き(Chapter 03/04/05)のパッケージです。 電子書籍のみを購入ご希望の方は、以下のリンクよりご購入ください。 https://gumroad.com/l/paGO 目次とChapter 1をブラウザでプレビューできます。 http://theneutrals.io/s3bp/ --- Webの閲覧環境の多様化にともない、Web制作の現場もそのワークフローや制作手法が変わろうとしている中、2013年に米Adobe社が発表した Fireworksの新規開発中止のニュースによって、突如として注目を集めることとなったソフトウェアが「Sketch」です。Sketchは以前より一部の制作者の間では使われていたベクタードローイングツールですが、2014年の4月に新バージョン「Sketch 3」がリリースさ
神速デザインシリーズの最新刊、神速Photoshop [Webデザイン編] が3月26日に全国の書店や Amazon、各電子書籍ストアにて発売されます。 神速Photoshop [Webデザイン編] は、既に Photoshop を使ったWebデザインカンプ制作ができる方向けに環境設定からカンプ制作、画像の書き出しなど各ジャンルにわたって時短テクニックをまとめたものです。 Amazon(紙の書籍) Amazon Kindle(電子書籍) iBookStore(電子書籍) BOOK☆WALKER(電子書籍) 楽天ブックス(紙の書籍) 主な内容 Chapter 01 設定の神速テクニック Photoshop は本来写真補正用のアプリケーションなので、そのまま使おうとするとWebデザインカンプ制作の効率は非常に悪くなります。 「Photoshop はWebデザインには向いていない」という方や、「
先日も告知しましたが、本日ついに発売になりました、神速Photoshop[Webデザイン編] 。Amazon&初回1,000冊限定でキーボードショートカットシールがついてるそうですすてき!今すぐカートへ!Kindle版もあるよ! 実はPhotoshopでWebデザイン(特にカンプ作りに特化した)って本、今までなかったんじゃないかなーと思います。学生時代のアルバイト含めなんだかんだで10数年(サバ読み済)、PhotoshopでWebのデザインをして参りましたので感慨深さもひとしお...。 執筆にあたって 執筆にあたりCC使って感動した遠近法ワープ。 「切り抜きとか変形とか、新機能でやるより手をかけて作った方がクオリティは高いし...」、ごもっともです。もちろん最終的な仕上げはきちんと手をかける必要があるのですが、「急ぎで別案2つ、明日までに」「月曜コンペ出すことになったから、3画面よろしく」
私はよくこのブログで、書評のような感想文のような、得体の知れないものを書いています。*1 そんな中で先日、内田樹の『村上春樹にご用心』を読んでいる途中で、書評に関して「おお、これだ!」と思う表現に出会いました。孫引きになりますが、ちょっと引用してみます。村上春樹の文章です。 筋をずらずらと書いてしまう書評って困ったものですね。とくに結末まで書いてしまうというのは問題があります。(……)一般論で言って、書評というのは人々の食欲をそそるものであるべきだと、僕は思うんです。たとえそれが否定的なものであったとしても、「ここまでひどく言われるのならどんなものだかちょっと読んでみよう」くらい思わせるものであってほしい。それが書評家の芸ではないでしょうか。 『少年カフカ』p,232*2 書評のゴールはどこにある? 私自身たいした書評が書けるわけではないので、「書評の書き方とは!」なんて教えられる身分では
本の逆襲 (idea ink 10) 内沼晋太郎 朝日出版社/987円(940円+税)/9784255007588 2013年12月10日配本、11日以降全国の書店で発売 出版業界の未来は暗いかもしれないが、本の未来は明るい。本はインターネットもスマホもSNSもイベントも、すべてのコンテンツとコミュニケーションを飲み込んで、その形を拡張していく。「本と人との出会い」を作る型破りなプロジェクトを次々と立ち上げ、話題の新刊書店、下北沢「B&B」でメディアとしての本屋を実験する若きブック・コーディネーターが、新しい本の可能性を指し示す。形が見えないからこそ、明日の本も本屋も面白い。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第10弾。画期的なブックデザインはグルーヴィジョンズ。
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