「鏡を見たら、自分はパズーの顔じゃないし、空から女の子は降ってこない。現実はこっちだということに気付くわけですね。それがとにかくすごい絶望だった」。小学生の頃、『天空の城ラピュタ』を見終えて、物語が幕を閉じる寂しさに襲われたという。BUMP OF CHICKENのボーカルで、作詞作曲を手掛ける藤原基央。創作の原点には、漫画やアニメ、ゲームがある。デビューから約20年が経ち、キャリアを重ねた今も、BUMP OF CHICKENの楽曲は少年少女の心を惹きつける。その理由に迫った。(取材・文:柴那典/撮影:太田好治/Yahoo!ニュース 特集編集部)