札幌市北区の女性(21)が小学6年のときから、平成18年8月に保護されるまでの約8年間、母親に自宅で事実上の監禁状態に置かれていたことが30日、明らかになった。 札幌市が同日、発表した。市によると、女性は小学3年ごろから、現在50歳代の母親が小学校から連れ戻すなどしていた。母親は「娘が学校から危害を加えられる」と強く思いこんでいたという。現在、障害があると診断され、入院している。 女性も長期の監禁状態が原因とみられる知的障害のような状態で、治療を受けている。保護当初は十分な会話ができなかったが、現在は日常会話は可能だという。 女性の小学6年時の登校日数は1日、中学は入学式とその翌日しか登校しなかった。 この間、学校側は母親と連絡をとったが、「娘は具合が悪い」などと答えていた。16年には父親が別居。その後は父親が生活費を渡すなどしていた。17年1月、父親が同市北区役所に「母親の精神的な様子が