民主党大会の議事運営をめぐり、会場から質問しようとして制止された森ゆうこ氏と大会議長を務めた辻泰弘氏の両参院議員が、両院議員総会やホームページ(HP)で相手を批判しあう場外乱闘を演じている。菅直人首相が掲げる「挙党一致」にはほど遠い身内同士のケンカが続く。 森氏は13日の党大会で与謝野馨経済財政担当相の入閣について、会場から「大増税路線ではないか」と質問を試みたが、辻氏が「質問、意見を賜る場でない」と制止した。森氏は24日の両院議員総会でこの件を取り上げ、辻氏から「本来質問を受け付けるべきだった」との話があったと主張。「党大会運営は瑕疵(かし)があった」と批判した。 これに対し辻氏は「事実に反する」とした反論文書を菅首相や党幹部らに送り、自身のHPに掲載。森氏から大会直後に「申し訳なかった」と陳謝があったと主張し、森氏からの着信履歴を示す携帯電話の画像も載せた。