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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/kurokuragawa (36)

  • 法律を知らないリゴリスト - 玄倉川の岸辺

    読者のみなさまお久しぶりです。 夏が終わったら体も心も変にだるくなってブログを書く気力も減退し、ネットでうんざりさせられる揉め事とか奇妙な理屈を積み重ねたバベルの塔を見ると「うへー」と胸が苦しくなって近づかないようにしていた。用もないのにわざわざ騒がしくて剣呑な場所にちょっかい出すのは物好きのやることだ。間抜けで凡庸な自分はせめて平和に暮らしたい。無事これ名馬、愛こそすべて。誰か私に愛をください。 …などと日和ったりたそがれたりしていたのだけれど、胸中の琴線とか逆鱗に触れるニュースがあるとつい何か言いたくなる。若いと自称するには気が引けるが、落ち着きのなさとエロ好きは20代のままだと自負している(←ダメな奴)。 今回ちょっとムカついたのはこのニュース。いや、正確に言うとニュース自体ではなく「ニュースに対する反応」に不快感を抱いた。 asahi.com(朝日新聞社):中国人の大学生姉妹に在留

    法律を知らないリゴリスト - 玄倉川の岸辺
  • バナナ居酒屋論争(ズルさセンサー編) - 玄倉川の岸辺

    暑い夏をますます(局地的に)熱くしたばなな居酒屋論争。 私の最初の見立てでは「ばなな氏が叩かれるのは間違いないけれど、『お客様は神様』意識をもった人たちが店長を批判するだろう」「7:3くらいで議論が分かれるんじゃないか」と思っていた。ところが、2ちゃんねるでもあちこちのブログでもばなな叩きが圧倒的だ。たぶん95%くらい。ばなな惨敗。 この問題(というほど大げさなものじゃないが)の質は日人誰もの中にある「甘え」と「真面目」の対立だと以前に書いた。 今もその見方は変わっていないのだけれど、圧倒的なばなな叩きが起きたからといって「クソ真面目でつまらない奴が多すぎる」などと批判するつもりはない。いくら世の中が世知辛くなっても(だからこそ?)「甘えたい気持」は残り続ける。ばなな氏を批判している人も、実は心の中に「甘え」を少なからず隠しているに違いない。ばなな批判が圧倒的になったのは、ばなな氏の文

    バナナ居酒屋論争(ズルさセンサー編) - 玄倉川の岸辺
  • 勇敢な眞鍋さん、情けない城内氏 - 玄倉川の岸辺

    眞鍋かをりさんと城内実氏のポスター問題。 政治的な意味では、臨機応変に適切な対応ができなかった城内氏の資質に大きな疑いを残す結果になった。というか、はっきり言ってダメ過ぎである。ほとんど論外。ありえない。無理。反故になったポスターに丸々一日執着した城内氏を「感情的で愚か」という言葉以外で説明するのは難しい。 政治(選挙)の問題ではなくゴシップとしては、ポスターが作られた経緯に注目が集まった。誰が何をやらかしたせいでこんな問題が起きたのか、バカな奴、悪い奴は誰なのか? 多くの人がさまざまな立場から「犯人探し」をして楽しんだ。実は私もその一人である(言わなくてもバレてる)。 城内サイド = 城内氏・城内事務所 「仲介者」  = オフィスプロペラの木村正明社長 眞鍋サイド = 眞鍋さん・株式会社アヴィラ 城内氏と城内事務所は今のところ一体のものと考えていい。 オフィスプロペラの木村社長は、ZAK

    勇敢な眞鍋さん、情けない城内氏 - 玄倉川の岸辺
  • 日蝕ツアーと「ボッタクリ」 - 玄倉川の岸辺

    日蝕はご覧になりましたか? 私の住む地方では残念ながら曇りでちっとも見えなかった。NHKの中継を見てとりあえず満足。テレビって偉大だ。 ついでに言うと、ネットでのリアルタイム中継はアクセス過多でぜんぜん見られなかった。ネットが放送に取って代わる、みたいなことを言う人はまだまだ気が早いと思う。 YouTube - 46年ぶりの皆既日・硫黄島 2ちゃんねるでは「トカラ諸島への日蝕ツアーの料金が高すぎる」とか「ツアー参加者以外の退去を要請するのはけしからん」みたいな話がさかんに論じられていた。 痛いニュース(ノ∀`):「日見たい。島民に迷惑はかけない」 高額ツアーに参加しない“自粛破り”の上陸者続出…鹿児島・トカラ列島 はてなブックマーク - 痛いニュース(ノ∀`):「日見たい。島民に迷惑はかけない」 高額ツアーに参加しない“自粛破り”の上陸者続出…鹿児島・トカラ列島 はじめに言っておくと

    日蝕ツアーと「ボッタクリ」 - 玄倉川の岸辺
  • 鉄管ビール - 玄倉川の岸辺

    玄倉川の中の人は言行不一致なのではなくて - 地を這う難破船 sk-44さんこんにちは。 原則として、私に言及(批判)してくださる記事であってもトラックバックを送ってこないものは「読ませたくないんだな」と判断して読まない・読んでも反応しないことにしています。ですが、難解で長々とした悪文(いつも誹謗中傷してすみません)のsk-44さんがどのように私を見ておられるのか気になってつい読んでしまいました。 …誰のことだろうこれは、と思いました。 正直言って半分ほどしか意味がわかりません。たぶん私の頭が悪いせいです。sk-44さんの文章自体は、以前読ませていただいたときよりずいぶん読みやすくなっていると感じました。 私は吉隆明を読んだことはありません。直接的な影響を受けていないのは確かですが、私にとって吉隆明が論外なのかどうかは見当もつきません。十代のころに読んで強い影響を受けたのは岸田秀です。

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  • 「理屈」と「実感」 - 玄倉川の岸辺

    何度も書いたことだが、私には経済の知識がほとんどない。 金利がどうの、マネーサプライがこうの、税率がああで、公共投資がどうしたといった話はほとんどチンプンカンプンである。だからたいていの場合「自分にはよくわからないので、賢い人たちがしっかり考えて決めてください」とお任せすることになる。 それなのになぜ定額給付金問題に一言いいたくなるのかというと、「世論」に見られる理屈と実感のい違いが気持ち悪いからだ。 定額給付金に対する「民意」、8割以上が反対という状況は、私の目には理屈に流されていて危なっかしく見える。 「理屈に流される」という表現は書き間違いではない。 「感情に流されるのは危険だ」という言葉は多くの人が口にする。私もよく使う。男性脳とかモヒカン族と判定される私にとって「世の中って不合理だ」「もっと合理的に考えればいいのに」と感じられることが多いのは事実だ。その私にして、「定額給付金反

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  • 「派遣村」叩きに日本の国民性を思う - 玄倉川の岸辺

    少し前の番組になるが、去年12月21日に放送された「サイエンスZERO」がとても興味深かった。 人間性とは何か、信頼や満足感はどこから生まれるのか。わかったつもりでいたけれど実はほとんど知らないのだと気付かせてくれた。 「シリーズ・ヒトの謎に迫る」第3回は、さまざまな工夫を凝らした実験で「心の正体」を探る社会心理学の最前線を見る。プレゼンターは北海道大学の山岸俊男教授。「なぜ実験で心がわかる?」という質問に、山岸教授は「心と意識は別もの。ヒトの心は人にもよくわからない。実験なしに知ることは不可能」と言い切る。山岸教授の研究チームが実施する実験は、たとえば「独裁者ゲーム」と呼ばれるもの。二人組の一方に「ふたりで分けなさい」とお金を預けたとき、どのような割合で分けるかを大勢に試して統計を取る。その結果、独り占めする人はほとんどおらず、意外に均等に分ける人が多いことがわかる。それはなぜか?その

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  • 信濃毎日新聞の「代理出産」批判社説 - 玄倉川の岸辺

    新聞の社説で「代理出産」(私は寄生出産と呼ぶ)をこれだけ明確に否定したのを初めて見た。 「代理出産」依頼者ばかりに肩入れした感傷的なマスコミ論調とは雲泥の差だ。信濃毎日新聞よくやった。 信濃毎日新聞[信毎web]|社説=代理出産 法による禁止を急げ 日人男性がインドで依頼した代理出産をめぐり、トラブルが表面化した。代理出産で7月に誕生した赤ちゃんが、無国籍状態となり、インドを出国できなくなっている。 体外受精には第三者の卵子が使われ、インド人の代理母の子宮に移植された。インドの貧しい女性を産む道具にした、とみられても仕方ない。 生まれた子どもの「親子関係」は複雑だ。将来、この事実をどう受け止めるのか、心配になる。 今回の事例は、代理出産が想定を超えた形で広がっている一端を示している。 妊娠と出産には、命の危険が伴う。そのリスクを第三者に負わせる代理出産は、問題が多い。 代理母となる女性の

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  • 「代理出産」依頼者の本質 - 玄倉川の岸辺

    「代理出産」に対する読売新聞のスタンスがよく分からない。 単に考えが浅いのか、それとも容認と否定の間で揺れているのか。 とはいえ、インドの事件を単なるハプニングではなく「代理出産」の是非について考えるきっかけとするのは結構なことだ。 想定外の代理出産 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 父「独身」 インド「野放し」 子は無国籍 日人男性医師が、インドで現地の女性と代理出産契約を結び女児が生まれた問題では、独身者が実施し、女児の国籍が不明確になるなど想定外の事態が次々と明らかになっている。代理出産のあやうさが、浮き彫りになった形だ。(イスラマバード支局 佐藤昌宏、科学部 長谷部耕二、大阪地方部 山村英隆) 法制化遅れる対応 「想定外のことが起きてしまった。同じようなことが起きないよう、対応を急ぐべきだ」。鴨下重彦・東大名誉教授は、危機感を募らせる。自身が委員長を務めた日学術会議

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  • お客様目線の「代理出産」議論 - 玄倉川の岸辺

    インドで日人の「代理出産」依頼者によるトラブルが起きている。 代理出産の女児、帰国できず…父母が離婚、国籍なし : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 日人夫婦が、インド人女性に代理出産を依頼して女児が生まれる前、離婚したため、子供の母親や国籍が不明になっていることが7日わかった。 離婚した元夫は子供を引き取る意向を示しているが、外務省は、出産女性を母とする日の民法の判例に従い、日人としての女児の出生届は受理できないという判断を元夫に伝えている。 元夫が、子供を引き取るにはインド、日国内の養子縁組に関連する法律の手続きを踏む必要があり、子供は現在、インドを出国できない状態だという。 代理出産の是非については、日学術会議が途上国への「代理出産ツアー」を問題視し、「代理出産は新法で原則禁止とすべき」との報告書を今年4月にまとめたが、その懸念が現実化した形だ。 私は「代理出産」

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  • 空飛ぶスパゲッティ・モンスター教と「水からの伝言」 - 玄倉川の岸辺

    いまさら言うまでもなく、というか言わなくても済むような世の中になってほしいが、「水からの伝言」は悪質なニセ科学でありエセ道徳である。 私はああいう愚劣な代物を売り広めている連中を軽蔑する。「売り広める」のなかには自分の意思で口コミ宣伝する消費者も含まれる。 私は水伝をそのまま信じているビリーバーよりも、水伝がニセ科学として批判されていることを知りつつあいまいに受け入れ、感染拡大に手を貸す人たち(フォロワー)のほうが嫌いだ。「インチキでもいいじゃないか、いい話だもの」とわかったようなことを間抜け面で言う輩には腹が立つ。意図的に二重思考をし、ごまかしを恥じない人間を信じることはできない。 「水伝の怪しさを認めながらもそれを問題にしないという態度を取り、このいわばニセ道徳から『エッセンスを汲み取っ』たり『良い所を有効に利用』できると考えているらしい」お友達を持ち、悩んでいる方のブログから引用する

    空飛ぶスパゲッティ・モンスター教と「水からの伝言」 - 玄倉川の岸辺
  • 「据物撃ちなら誰でもできる」 - 玄倉川の岸辺

    秋葉原の通り魔事件について、現場で対応した警官を賞賛したり批判したりする意見が出てきている。 目に付いたのはこちらの記事。 J-CASTニュース : こんな凶悪犯相手でも 日の警官は銃を使えないのか 私には「逮捕術」のことはよく分からない。マイク水野こと水野晴郎氏が存命であれば「アメリカの警官ならこういうときどうするか」教えてくれただろう。そう思うとますます逝去が惜しまれる。 素人なりに意見を言えば、佐々氏のように「逮捕術の見」とまで言われると「当にそうか」「もっとうまくできたのでは」と言いたくなるけれど、かといって批判されるような不手際があったとは思えない。体を張って市民の安全を守ってくれた警察官に感謝する。 発砲問題については「素人の思いつきに価値なし」と言いたい。 銃規制の問題でヒステリックに「日に銃はいらない」と叫ぶ人が多いことにも表れているように、平均的日人にはまったく

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  • もったいぶってるんじゃねーよこのハゲ - 玄倉川の岸辺

    ブログのコメント欄を承認制にするとかしないとかそういったお話。 極東ブログ: もうコメント欄を承認制にしますよ。みなさんもそうしたほうがいいですよ。 もうコメント欄を承認制にしますよ? - 大須は萌えているか? id:finalventが遂にプチ切れ( ´∀`) - 幸せの鐘が鳴(r あなたの結論を万人に押し付けるな。あなたは全ブロガーの体現者ではない。 - 風のはて ブログのコメント欄や反応に対してどう考えるか - 北の大地から送る物欲日記 コメント欄を閉鎖するのはチキン - novtan別館 俺らの気持ちや状況で、亡くなってしまった女子高生は測れない - 捨身成仁日記 炎と激情の豆知識ブログ! コメント欄の承認制について - NC-15 コメント承認制の書き手にとっての負荷- けろやん。メモ 404 Blog Not Found:あなたのコメント欄を承認制にしなさい。でも私のは開けとく

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  • らんきー百貨店の没落 - 玄倉川の岸辺

    ブログ更新を停止したはずのぶいっちゃん氏が「水伝騒動」について新たな記事を書いた。 らんきーブログ 言葉の決着 ごめんなさい。 まず、謝ります。 私の対応の拙さは今読み返してみると、確かにあります。(コメント欄も含めて) 私が自身でどのように感じて、ああいう拙さになったのかは私にしかわからない。 そう考えると、私の内部を知る事の出来ない他の方々には言い訳はできない。 私の対応の拙さ(それに尽きる)で不快な気持ちになられた全ての方に謝ります。 2年前の「言葉の結晶」という記事が発端の、今年の元旦からの、このブログの話です。 いや、水伝騒動でぶいっちゃん氏を批判した人たちは(たぶん)誰も謝罪なんて求めてないから。 いったいどこから「決着」をめざす記事の冒頭で謝罪するという発想が出てきたのか。 たぶん彼は「幻の謝罪要求」を読んでいないのだろう。読んだうえでなお「謝罪」なのだとしたらよほどおめでた

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  • 「陰謀論系ニセ科学批判」の可能性について - 玄倉川の岸辺

    の「平和運動」「護憲派」が911陰謀論に汚染されているそうだ。 私は左翼系の空想的な「平和運動」を支持しないし、できれば9条を含めて現行憲法を手直しすべきだと思う。だが真剣に平和を願っているはずの人たちが陰謀論の落とし穴にはまるのを見ると当に情けなくなる。しっかりしてくれよ頼むから。 憲法9条と911陰謀論、または安斎先生はどう考えておられるのだろう(追記あり5/2) 安斎育郎先生が代表をしておられる「憲法9条メッセージ・プロジェクト」が出しているブックレットの中に「9,11 マスターキーから何が見える?」というのがあります。これが実は2006/10に開かれた「9 ・11 真相究明国際会議 in 東京」の講演録なのです。成澤宗男・ベンジャミンフルフォード・きくちゆみといった陰謀論肯定派のみなさんが語った記録で、奥菜秀次が大略「結局、肯定派は誰も公式報告を読んでいないことが明らかになっ

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  • 幻の謝罪要求 - 玄倉川の岸辺

    一度は収束したかに見えた左のほうの「水からの伝言」騒動が最近またくすぶり始めた。その火種は二つある。 一つは布引洋氏とニケ氏による「水伝批判は某組織の陰謀」という妄想。 そしてもう一つが水葉氏(消失したブログ「keep changing !」)による「批判派の(連合赤軍の「総括」のように)しつこい謝罪要求が問題だ」とする意見。 最初の陰謀論についてはあまりに馬鹿らしいので批判する気も起きない。kojitakenさんの突っ込みにおまかせする。 水葉氏による批判のほうは気になった。 「水伝」批判派がぶいっちゃん氏にしつこく謝罪を求めたり「らんきー」一派を「総括」しようとしたことなどないからだ。 どうしてそんな誤解が生まれたのか調べてみようと思い、以前に作ったリンク集を利用して「騒動」に関わったブログを読み返した。面白かったけど徹夜になった。 結論から言えば、すべては幻だった。 以下、各記事とコ

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  • 実の兄弟の子供を妊娠すること(追記あり) - 玄倉川の岸辺

    根津医師による「代理出産」(個人的には寄生出産と呼ぶ)のデータを見て私は確信を深めた。 「代理出産」を認めれば弱い立場の女性が「代理母」を強制されるに違いない。 代理出産の根津医師が独自データ公表、15例で出産は8例 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 諏訪マタニティークリニック(長野県)の根津八紘院長は4日、これまで独自実施してきた代理出産のデータを公表した。 これまで、15例試みた結果8例で出産に至り、3例では流産したという。近く海外の医学誌に論文を投稿する。 日学術会議は代理出産を原則禁止とする報告書を近く正式決定するが、同会議の検討委員会で、根津院長が詳しいデータを明らかにしないと批判の声が出たため、公表に踏み切った。 ホームページで公表したデータでは、根津院長は1996年以来、約100組の夫婦から相談を受けた。代理出産を試みた15例のうち4例は妊娠しなかった

    実の兄弟の子供を妊娠すること(追記あり) - 玄倉川の岸辺
  • 「代理出産」禁止を支持する - 玄倉川の岸辺

    「代理出産を法律で禁止すべき」とする日学術会議の最終報告書に安心した。 現実的に考えるとあまりにも問題が多すぎて原則禁止以外ありえない。 産婦人科医の方が起こりうる(実例が増えれば確実に起きる)問題点を具体的に書いてくださっているのでぜひ読んでほしい。 代理母に関するトラブルシューティング|ポンコツ研究日記~悩める産婦人科医のブログ~ そもそも「代理出産」とはマスコミ好みの美談にできるような甘い代物ではない。 依頼者の「強い欲望」と代理母の「身体的・精神的リスク」そして全国民が負担する社会的コストがぶつかりあうキナ臭い話である。依頼者の願望ばかり伝える情緒的な報道は狼の仔を子犬と偽って売りつけるようなものだ。それを知らない、あるいは危険から目を背けた情緒的な「代理出産」賛成・容認論には意味がない。 鴨下委員長をはじめとして誠実に「代理出産」の問題を検討し倫理的・社会的に適切な報告書をまと

    「代理出産」禁止を支持する - 玄倉川の岸辺
  • 匿名は防弾チョッキ - 玄倉川の岸辺

    匿名性は攻撃のためのものではない。 銃というより防弾チョッキだ。 la_causette: 匿名規制と銃規制 日におけるネットの匿名規制についての議論は、米国における銃の所持規制についての議論と似ています。 但し、後者においては、「銃を所持したい人は所持する、所持したくない人は所持しないということで良いではないか。銃所持者は今後も非所持者をがんがん撃ち殺すけど」とか、「銃の非所持者が銃所持者にがんがん撃ち殺されても、一種の「有名税」として甘受すべき」とか、「銃殺されるのは銃殺される側に問題があるのであって、芸能人の悪口を言ったり、政治の話をしたりしなければ、銃殺されないはずだ」とかといった議論はさすがにしない点は、前者と大きく違っています。 小倉先生はネットの匿名規制をアメリカの銃規制に例えているが違和感がある。 アメリカには銃所持者が8000万人以上いるそうだが、銃を持たない人を「がん

    匿名は防弾チョッキ - 玄倉川の岸辺
  • 受益者は当事者 - 玄倉川の岸辺

    このごろ不思議に思うことがある。 「お金についての常識を持ちましょう」「詐欺は悪いことです」と言っても拝金主義者とは呼ばれないのに、「科学的常識を持ちましょう」「ニセ科学は見過ごせない問題だ」と言うとなぜか「科学原理主義」だの「そんなに目くじら立てなくてもいいのに」といった批判を受ける。 一体なぜなのか、私にはよくわからない。 現代社会で快適な生活を送るのに必要不可欠なのは「経済」と「科学技術」である。 経済(お金)が大事なのはわかりやすい。 お金がなければ何も買えない。社会の中でお金がうまく回らなければ自分の懐にも影響が出る。世の中には詐欺師やインチキ商売が存在し、自己防衛のためにはリテラシーを高め警戒心を持つ必要がある。誰もが経済活動の受益者(当事者)として理解すべきことだ。 ところが、科学(科学技術)については「当事者意識を持たない」と言って恥じない人がいる。 tak shonai'

    受益者は当事者 - 玄倉川の岸辺