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ブックマーク / geopoli.exblog.jp (6)

  • プーチンは失敗した?フリードマン論文 | 地政学を英国で学んだ

    ウクライナのニュースを見ていると、何が起きているのか、どこに向かっているのか、よくわからない。情報には事欠かないが、その多くはソーシャルメディアのアカウントからで、そのすべてが信用できるわけではないし、またその性質から全体像を把握することはできない。デジタル時代といえども「戦争の霧」が晴れることはない。 しかし、いくつかの予備的な結論を出すには十分な情報がある。 ロシア軍は優勢であったにもかかわらず、戦術的な奇襲と圧倒的な数の可能性という利点があった開戦初日には、予想されたほどの進展はなかった。最初の攻撃は広く期待されていたようなエネルギーと推進力には欠けていた。ウクライナ人は気迫に満ちた抵抗を見せ、侵略者に犠牲を強いた。しかし今日の情勢はさらに暗くなる可能性があり、将来はもっと厳しく辛い日々になるだろう。しかし「プーチンは勝ち目のない戦争を始めたのだろうか」と問うのはもっともなことである

    プーチンは失敗した?フリードマン論文 | 地政学を英国で学んだ
  • オバマにつきまとうゴルバチョフの亡霊 | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部はけっこう晴れて気温もそれほど低くなかったのですが、朝からずっと強い風が吹いていてまた数日前の台風なみの天候を思い出すほど。 そういえば昨日紹介した市橋容疑者逮捕についてですが、リンゼイさんの両親が最後に日に行った時の様子がチャンネル4のドキュメンタリーとして放映されるみたいですね。 このプロデューサーが日のヤクザの親分(?)とおぼしき人物を紹介していることから、この会合の様子ももしかしたら放映されるかも知れません。 もちろん親分衆たちの顔のところには材木、いやちがった、モザイクをかけて(笑 さて、くどいようですがまたアフガニスタンの戦略に関することを。 「アフガニスタン=ベトナム化」という議論が最近けっこう多いことはブログをご覧のみなさんはすでにご存知かと思われますが、地政学的もロシアアメリカに空域をつかわせなかったりしていろいろと間接的に足を引っ張っております

    オバマにつきまとうゴルバチョフの亡霊 | 地政学を英国で学んだ
  • 戦略の階層:修正版 | 地政学を英国で学んだ

    昨日ある人と話していて、以下のような結論となりました。 宇宙観(死生観、哲学・宗教観、魂、アイデンティティー) ↓ 世界観(人生観、歴史観、地理感覚、心、ヴィジョン) ↓ 政策(生き方、政治方針、意志、ポリシー) ↓ 大戦略(人間関係、兵站・資源配分、身体、グランドストラテジー) ↓ 軍事戦略(仕事の種類、戦争の勝ち方、ミリタリーストラテジー) ↓ 作戦(仕事の仕方、会戦の勝ち方、オペレーション) ↓ 戦術(ツールやテクの使い方、戦闘の勝ち方、タクティクス) ↓ 技術(ツールやテクの獲得、敵兵の殺し方、テクニック&テクノロジー) これは従来のものの上に一つ乗っかって、合計八つの階層になったわけです。

    戦略の階層:修正版 | 地政学を英国で学んだ
  • 地政学を英国で学ぶ : 「裏庭」への対抗措置に決まってる/北極海の氷

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部はなんとなく晴れたよい天気だったのですが、なんだか気温が一気に下がりまして、風が強かったせいかむしろ「寒い」一日でした。 アメリカがサブプライム問題で大波をらった連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)を政府の管理下に置くと発表して株が上がりましたが、これってどうみても「(一時的な?)国有化」ですよね(苦笑 アメリカはなんだかかんだ言ってもこういう部分ではマーケットの力を信じていない国家社会主義の国である、ということがなんだかばれてきてしまったような。フリードマンは草葉の陰で泣いていることでしょう。 気になるのは欧米のメディアで今回の危機が「1929年よりもスケールの大きい金融危機だ」というコメントがけっこう普通に言われている点でしょうか。よって、この危機がこれによって底打ちしたと

  • 地政学を英国で学ぶ : グルジア紛争で使われる「議論」

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部はそれなりに晴れまして、気温もけっこう上がりました。朝夕は寒いのですが、日中のモールの中は暑くて半袖です。 さて、今日の午前中はこのグルジア紛争に関するものをたまったニュースの中から選んで読んでいたのですが、色々と面白いことがわかりました。 しかしみなさんもご存知のように今回の紛争では様々な事情が入り組んでおりますので、スッキリと理解するためにもどのような議論(ディスコース)によって対立点があるのかということを整理してみようと思います。まずは順番にそれぞれ挙げてみると・・・ ●グルジアの支援が足りない派 vs 支援はやめとけ派 という議論による構造がありますね。前者はネオコンが中心なのですが、実はクリントン政権のビジネス系のリベラルたちかなり関わっており、一概に「ネオコンの仕業だ」と言い切れないところがあります。後

  • 地政学を英国で学ぶ : 中国はなぜ脅威だと思われているのか

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部は朝から曇っておりまして、夕方から土砂降りでした。風も強くなったりしてかなりの荒れ模様でした。 さて、昨日の話の続きを。 スペース・パワーの専門家である大佐は、最近の中国の衛星撃ち落し事件をかなり重視して反中なのですが、彼以外にも、私の周囲の戦略学を学んでいる人の間では(もちろん環境問題もありますが)中国の脅威がかなり言われております。 そういえば昨日会ったビルマ作戦に従事したベテランたちも、事の時にみんなで「中国はヤバイよなぁ」という話をしておりました。 もちろん私がそういう話題が出ると思わず聞いてしまう、つまり意識がそこへ行っているので脳が勝手に情報を自動収集しているという部分も否定できないわけですが、それにしてもそれが話題になることが多いのです。 すでに書いたように、大佐、S君、W先生たちとの会話では、中国

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