旅に関するwfwfのブックマーク (29)

  • カントリーのアウトローたち①〜クリス・ステープルトン/ニッキー・レインほか

    ダウンロード/ストリーミング時代の色彩別アルバムガイド 「TAP the COLOR」連載第391回〜MONOCHROME〜 カントリー・ミュージックにはアウトローの系譜がある。酒のせいでナッシュビルの聖地グランド・オール・オプリーから締め出されたハンク・ウィリアムズ。ドラッグやアルコール中毒の伝説となったジョージ・ジョーンズ。ジョニー・キャッシュはレコード会社の反対を押し切って刑務所での荒々しいライブを録音した。刑務所上がりで有名なのはマール・ハガードやデビッド・アラン・コーだ。一匹狼ならタウンズ・ヴァン・ザントが深い印象を残す。 キース・リチャーズにカントリーの良心を伝えたグラム・パーソンズ。ナッシュビルのシステムと折り合いがつかなかったウィリー・ネルソンやウェイロン・ジェニングス。他にもクリス・クリストファーソン、ジェリー・ジェフ・ウォーカー、マイケル・マーティン・マーフィ、ビリー・

    カントリーのアウトローたち①〜クリス・ステープルトン/ニッキー・レインほか
  • her/世界でひとつの彼女〜スマホ片手に都会で虚しく静かに生きる人たちへ

    『her/世界でひとつの彼女』(Her/2013) 『her/世界でひとつの彼女』(Her/2013) の主人公セオドア(ホアキン・フェニックス)は、昔は新進気鋭の書き手だったが、今はネット企業に勤めていて代筆ライターの仕事に就いている。とは1年以上別居しており、離婚調停中だ。女友達が気にかけてくれるが、紹介された相手と深い関係になることはなく、正直セオドアはとの楽しかった想い出の中で“虚しく静かに”生きている。 物語の舞台はちょっと未来のロサンゼルス。だから、人も風景も現在とたいして変わらない。セオドアが住んでいるのは眺望の良いタワーマンション。と言っても、見えるのは同じような高層ビルだけ。昼間の空の色はブルーというよりどこかグレー。こんなところにいると、想い出は“自分に都合よく”勝手にアップデートされていく……。 映画が始まってからしばらく、なんとも言えない切ない感じ。それでいて妙

    her/世界でひとつの彼女〜スマホ片手に都会で虚しく静かに生きる人たちへ
    wfwf
    wfwf 2019/04/24
    愛の復活を願って。
  • 1900年代ヒットチャート&アーティスト総括

    「TAP the CHART」第149回は、1900年代(明治33〜42年)のヒットチャートを総括。 【1900s TOP 20 HITS】 *ランキングはJoel Whitburn監修『Pop Memories 1900-1940』をもとに作成。( )内はチャートピーク年。 ❶School Days (When We Were a Couple of Kids) / Byron G. Harlan(1907)

    1900年代ヒットチャート&アーティスト総括
  • 歌追い人〜アパラチアの美しい風景の中で歌い継がれた“幻の歌”を集める

    『歌追い人』(Songcatcher/2000) アメリカ大衆音楽の形成にあたって、アイルランド系移民たちが果たした大きな役割、その苛酷な歩みは、別コラム「黒人の“ブルース”に呼応したアイルランド系移民の“ハイロンサム”」に詳しい。 ヴァージニア、ケンタッキー、テネシー、ノースあるいはサウスカロライナなどの各州をまたがる山岳地帯アパラチア。人里離れたこの山奥に暮らしていた彼らは「マウンテン・ピープル」と呼ばれ、都市部の文明と接触しないことが原因で「野蛮な人々」と思われていた。 1908年のある日、オリーヴ・キャンベルという女性が夫と共に、ほとんど誰も訪れることのなかったアパラチア一帯を旅して渡り歩いた。彼女が魅了されたのは人々が歌い、踊る音楽。祖国から持ち込み、母から娘へ、祖母から孫へと歌い継がれた歌の数々……そこには“幻の歌”が大量に残されていたのだ。彼女はこの素晴らしさを世に広めようと

    歌追い人〜アパラチアの美しい風景の中で歌い継がれた“幻の歌”を集める
  • 1903年、ミシシッピ州の田舎町の駅のホームでW.C.ハンディが“ブルーズを目撃”した

    「TAP the CHART」145回は、1903年(明治36年)を取り上げます。 【1903年のTOP 10 HITS】 ❶In the Good Old Summer Time / Haydn Quartet ❷Down Where the Wurzburger Flows / Arthur Collins & Byron G. Harlan ❸Come Down, Ma Evening Star / Mina Hickman ❹Hurrah for Baffin’s Bay / Arthur Collins & Byron G. Harlan ❺Any Rags? / Arthur Collins ❻In the Good Old Summer Time / Sousa’s Band ❼In the Sweet Bye and Bye / Harry MacDonough & Joh

    1903年、ミシシッピ州の田舎町の駅のホームでW.C.ハンディが“ブルーズを目撃”した
  • さらば冬のかもめ〜ささやかな抵抗を描くジャック・ニコルソン主演のロードムービー|TAP the SCENE|TAP the POP

    『さらば冬のかもめ』(The Last Detail/1973) 『さらば冬のかもめ』(The Last Detail/1973)は、「ジャック・ニコルソン幻の名作」と言われてきた作品。というのも、この映画は3年後の1976年になるまで日では劇場公開されなかった。今では信じられない話だが、70年代におけるアメリカ文化輸入にはこうした時間差やブランクは珍しくなかった。だからこそ最先端の情報を届けてくれるPOPEYEのような雑誌に、若い世代は夢中になった時代でもあった。 さて、改めてジャック・ニコルソンの70年代を振り返ると、その名作揃いぶりに驚く。『イージー・ライダー』(1969)でアカデミー助演男優賞にノミネートされて映画俳優としての知名度を上げたニコルソンは、その後『ファイブ・イージー・ピーセス』(1970)で初主演。『さらば冬のかもめ』(1973)や『チャイナタウン』(1974)、そ

    さらば冬のかもめ〜ささやかな抵抗を描くジャック・ニコルソン主演のロードムービー|TAP the SCENE|TAP the POP
  • 売れ始めても英雄マディ・ウォーターズの使いっ走りをやめなかったピーター・ウルフ

    ピーター・ウルフとマディ・ウォーターズの友情 12歳の時、52丁目の伝説的ジャズ・クラブ「バードランド」に入り浸るようになったんだ。あの頃は18歳以上の付き添いが一人いれば、その手の店でも平気で入れた。俺はアート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ、えらくきわどい曲を歌うダイナ・ワシントン、他にもいろんなジャズ・ミュージシャンを聴いた。 1970年代にJ・ガイルズ・バンドのヴォーカリストとしてデビューし、解散後はソロ・ミュージシャンとして現在も活動を続けるピーター・ウルフは、自らの感動的なブルーズ体験の序章にそう綴った。 そこからハーレムのアポロ劇場まで水曜の夜のショウを観に行くようになるのは、ごく自然の成り行きだった。高校時代になると、あの劇場にずっと通い詰めてたよ。 ピーターはアポロ劇場の「ブルーズ大行進」というショウに出向き、そこで生まれて初めてマディ・ウォーターズを聴いた。当時は

    売れ始めても英雄マディ・ウォーターズの使いっ走りをやめなかったピーター・ウルフ
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    wfwf 2017/01/18
    男たちの胸にしみるエピソード!!
  • ヴァン・モリソン〜孤高の歩みを続ける偉大なるアイリッシュ・ソウルマン

    孤高のアイリッシュ・ソウルマン、ヴァン・モリソン(Van Morrison) さらに西へ向かっていくと、僻地性はより増していった。見渡す限り芝と岩だけで、風が強く、その風の音以外は、何も聞こえて来なかった。こんな荒涼とした風景の中に人が住んでいるとは、ちょっと想像がつきにくかった。横から吹いてくる風は、秋だというのに骨にしみるほど冷たく、どこか「あの世」のような感じなのだ。 2012年に亡くなった駒沢敏器氏の著書『ミシシッピは月まで狂っている』の第3章「酒と音楽しかない」は、どんなに分厚くて偉そうな文献よりも、アイルランドの時間的・音楽的風景を切ないほどに描き出していた。 このような、人知とは違う次元での何かが支配的な場所では、そこから生まれてくる音楽も違うものになるのは、当然のことかもしれない、と僕は実感した。人が人として音楽を作るのではなく、風景の中に宿っている何かに感応するように、人

    ヴァン・モリソン〜孤高の歩みを続ける偉大なるアイリッシュ・ソウルマン
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    wfwf 2016/06/08
    こういうのを「本物」と言うんでしょうね。深いです。
  • ライ・クーダーという風景〜スライドギターの旅愁

    ライ・クーダーが奏でた音楽の風景 そのギター弾きは、ずっと風景の中に生きてきた。 デビュー以来、彼は一貫して商業主義に惑わされることのない不屈の音楽を録音し、人々の前で演奏してきた。「僕の人生は常に探求の連続だった」と言うように、葬られそうだった偉大な物の音楽を追い求め、やレコードでしか知ることのできなかった幻のミュージシャンを訪ねて直接学び取った。 美しい音楽、古い音楽、珍しい音楽を追い求める旅。それが自らの音楽に吸収されて表現できるようになった瞬間に、“ライ・クーダー・ミュージック”は完成する。そう、あの赤いグレッチや茶色のストラトキャスターを滑るスライドギターやフィンガーピッキングと共に聴こえてくる唯一無比の音楽音楽を旅する──この言葉がこれほど似合う男は他にいない。南部の田舎町や港町、国境沿い、太平洋の島、南米や沖縄まで、その旅は世界中を駆け巡ってきた。中でもハワイのギャビ

    ライ・クーダーという風景〜スライドギターの旅愁
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    wfwf 2016/05/10
    ライを聴かずして、音楽も旅も語れない。
  • 真夜中のカーボーイ〜激動の60年代と70年代をつなぐ1969年が生んだ傑作

    『真夜中のカーボーイ』(Midnight Cowboy/1969) 都会と呼ばれる空間は、常に弱者を見つけようとする過酷な性格を併せ持つ。夜になると歪んだ正義や悪知恵も蔓延する。金さえあれば何でも許される拝金の風潮や見せかけだけのセレブなムードを醸し出す虚飾は、よほどの強い信念と美学、あるいは都市生活慣れした免疫を持った人間でない限り、そのあまりの眩しさに簡単に誘惑されて堕ちてしまう。それは世界中の都会に言えることであり、東京都心も例外ではない。 『俺たちに明日はない』『卒業』『イージー・ライダー』『明日に向かって撃て!』などに続いたアメリカン・ニューシネマの『真夜中のカーボーイ』(Midnight Cowboy/1969)は、紛れもなく都会への憧憬と現実を描いた物語だった。 主演は共に舞台俳優出身のジョン・ボイトとダスティン・ホフマン。ジョンはこれが初主演作で、ダスティンは前作『卒業』と

    真夜中のカーボーイ〜激動の60年代と70年代をつなぐ1969年が生んだ傑作
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    wfwf 2016/04/06
    名作!!
  • 駒沢敏器の旅の本を開くと、いつだって本物の音楽がそっと聴こえてくる

    追悼・駒沢敏器さんへ 今から数年前のこと。渋谷のタワーレコードがまだリニューアルする前で、7階フロアには膨大な数の書籍や洋書が売られていた。ある日立ち寄ってみると、その一角に「旅と生き方」に関するがレイアウトされた小さなコーナーをたまたま見つけた。 並んでいるのは国内外のエッセイやノンフィクションや小説で、原点とも言えるソローの『森の生活』、オーストラリアのアボリジニの伝説を題材にしたブルース・チャトウィンの『ソングライン』、クリストファー・マッカンドレスのアラスカの足跡を綴ったジョン・クラカワーの『荒野へ』など。さらに日人作家としては嬉しいことに駒沢敏器のも陳列されていた。 「駒沢さん、元気にしてるかな」。確か『アメリカのパイを買って帰ろう』か『語るに足る、ささやかな人生』を手に取りながら、そんなことを思った。駒沢さんとは随分会っていない。それからしばらくして、駒沢さんが亡くなった

    駒沢敏器の旅の本を開くと、いつだって本物の音楽がそっと聴こえてくる
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    wfwf 2015/11/09
    駒沢敏器の著作と向き合う時、それは見知らぬ風景と出逢う旅となる。そしてどのページからも極上のルーツ・ミュージックが聴こえてくる。
  • ミステリー・トレイン〜ジョー・ストラマーや工藤夕貴らが出演したジャームッシュ映画

    『ミステリー・トレイン』(MYSTERY TRAIN/1989) 『ストレンジャー・ザン・パラダイス』の後、一通の奇妙な手紙がジム・ジャームッシュの手元に届いた。そこには「あなたの映画が好きだ。一緒にビールを飲もう。私は東京に住んでいる」と書いてあった。もしNYに来られるならOKだよと返事すると、10日後、当に人がやって来た。 JVCの平田国二郎はジャームッシュの新作のためのプロデューサーになった。監督に映画創作のための自由を保証し、製作費もバックアップしたこの作品は、『ミステリー・トレイン』(MYSTERY TRAIN/1989)と名付けられて1989年のカンヌ映画祭で初披露された。 いつも一緒に仕事をしたいと思ってる俳優やミュージシャンたちのことを考え、脚作りをするというジャームッシュは、今回も様々な顔ぶれを思い浮かべた。ジョー・ストラマー、スクリーミン・ジェイ・ホーキンス、ニコ

    ミステリー・トレイン〜ジョー・ストラマーや工藤夕貴らが出演したジャームッシュ映画
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    wfwf 2015/11/04
    ヒップな人々のための映画、それがジャームッシュ作品。
  • バック・トゥ・ザ・フューチャー〜1955年のあのパーティでロックの歴史が変わった

    『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(BACK TO THE FUTURE/1985) 2015年10月21日は、マーティと彼のガールフレンドのジェニファー、そしてタイムマシンを開発したドクが1985年の10月からタイムトラベルしてきた日だ。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作(1985~1990年)の第2部では、2015年という“未来”が舞台となっていた。映画を観直して、我々が生きる現在の光景や生活と比較してみるのも楽しいかもしれない。 さて、今回は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(BACK TO THE FUTURE/1985)の第1部を振り返りたい。やはり何と言ってもマーティがロックンロールの歴史を塗り替えた場面があるし、間違いなくシリーズ最高傑作なのだから。 すべては「もし、自分と同い年の父親や母親と会ったなら」という、脚家ボブ・ゲイルの空想から始まった。大人にも若者だっ

    バック・トゥ・ザ・フューチャー〜1955年のあのパーティでロックの歴史が変わった
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    wfwf 2015/10/21
    本日2015年10月21日は、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の登場人物たちが1985年からタイムトラベルしてきた日。
  • ロスト・イン・トランスレーション〜TOKYOが吐息する瞬間をとらえたソフィア・コッポラの世界

    『ロスト・イン・トランスレーション』(Lost in Translation/2003) 東京には二つの表情がある。 一つは「東京」であり、そこで何気なく生まれ育った人々が感じる日常生活空間としての場所。そしてもう一つは、何か異様なパワーが渦巻いているメディアとしての「TOKYO」。それはどこかオシャレに目覚めた女の子のスッピンとメイク顔の違いにも似ている。 日全国から多くの人々が圧倒的な憧れと夢を抱いて移り住んで来る街。世界中からのあらゆる情報や流行を一極集中させようとする街。特に都心と呼ばれるエリアが醸し出す洗練と欲望が溶け合ったムードには、「東京」とはかけ離れた異次元の光景を見ることができる。東京に住んでいる者なら誰もが知っている。「TOKYO」とはつまり、エントランスフリーの同時並行世界(パラレルワールド)だ。 映画『ロスト・イン・トランスレーション』(Lost in Trans

    ロスト・イン・トランスレーション〜TOKYOが吐息する瞬間をとらえたソフィア・コッポラの世界
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    wfwf 2015/10/14
    tokyoを舞台にした最高傑作かもしれない。
  • 黒人の“ブルース”に呼応したアイルランド系移民の“ハイロンサム”

    “約束の地”アメリカに辿り着いたアイルランド系移民の夢と現実 広大なアメリカ大陸の音楽を見渡す時、アイルランド系移民の存在を避けて通ることはできない。その果たした役割はあまりにも大きい。しかし、その文化的栄光の影には、想像を絶する苦難の歩みがあった。 1775年にアメリカで独立戦争が始まった頃、宗教的迫害によってアイルランドからの出国を余儀なくされた最初の移民が東部の僻地山岳帯アパラチア(※1)に入植した。 「スコッツ・アイリッシュ」(※2)と呼ばれた彼らは異国の地でも独自の文化を守り、ウイスキーの密造や祖国の音楽やダンスを通じて(※3)、過酷な現実から生じる疲れた心と身体を癒すことになった。また、強い反英感情を持った彼らは独立戦争でも果敢に戦って、新しい国で自分たちの存在意義を見出していった。 もう一つ特筆すべきは、19世紀半ば頃から大量に流れてきた移民たち。1845年、アイルランドでは

    黒人の“ブルース”に呼応したアイルランド系移民の“ハイロンサム”
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    wfwf 2015/09/09
    ハイロンサムという感覚について。
  • ワイルド・アット・ハート〜愛する女のために歌った圧倒的な「ラブ・ミー・テンダー」

    『ワイルド・アット・ハート』(Wild at Heart/1990) 恋人たちの逃避行を扱った映画と言えば、ニコラス・レイ監督の伝説的な『夜の人々』をはじめ、ボニー&クライドで有名な『俺たちに明日はない』、テレンス・マリック監督の『バッドランズ(地獄の逃避行)』、ロバート・アルトマン監督の『ボウイ&キーチ』、クエンティン・タランティーノが脚を書いた『トゥルー・ロマンス』、あるいはゴダールの『気狂いピエロ』といったところを真っ先に思い出す。そんな中、ひときわ強い印象を残したのは、デヴィッド・リンチ監督の『ワイルド・アット・ハート』(Wild at Heart/1990)だろう。 リンチ作品は、退廃的な『ブルー・ベルベット』やまさかの高視聴番組『ツイン・ピークス』にも現れたように、色彩感覚溢れる映像美、聴こえてくるヒップな音楽だけでなく、普通ではないクセの強い登場人物、暴力や死やセックスの描

    ワイルド・アット・ハート〜愛する女のために歌った圧倒的な「ラブ・ミー・テンダー」
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    wfwf 2015/09/09
    デヴィッド・リンチによる愛の物語。
  • さすらい〜移動と風景を描くヴィム・ヴェンダースのロードムービー

    『さすらい』(Im Lauf der Zeit/1976) ヴィム・ヴェンダースが1974〜76年に撮った映画『都会のアリス』『まわり道』『さすらい』の3は、「ロードムービー3部作」として映画史の中に刻まれている。 もちろんそれ以前にも、アメリカン・ニュー・シネマに代表されるアウトロー・ムーヴメントの中で、『俺たちに明日はない』(67年)、『イージー・ライダー』(69年)、『真夜中のカウボーイ』(69年)、『アリスのレストラン』(70年)、『断絶』(71年)、『バニシング・ポイント』(71年)、『地獄の逃避行』(73年)、『ペーパー・ムーン』(73年)、『スケアクロウ』(73年)など、優れたロードムービーは数多く作られていた。 ある者は犯した罪から逃れるために移動(逃避行)し、ある者は人に会うために移動(人探し)し、ある者は仕事の都合で移動(商売)し、ある者は愛を喪失して目的もなく移動(

    さすらい〜移動と風景を描くヴィム・ヴェンダースのロードムービー
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    wfwf 2015/09/02
    伝説のロードムービー。
  • カリフォルニア・ドリーミング〜“夢の終わり”を象徴していた隠れた名作

    『カリフォルニア・ドリーミング』(California Dreaming/1979) かつて“約束の地”としてのカリフォルニアを背負っていた二つの都市、サンフランシスコとロサンゼルス。 ──サンフランシスコは1950年代にビート詩人たちがノース・ビーチ地区に集まり始めたのを機に意識革命が起こり、60年代後半にはヒッピーたちが髪に花を飾りながら、ヘイト・アシュベリー地区でサイケデリックロックやドラッグとともに愛の夏を過ごした場所。1967年に大ヒットしたスコット・マッケンジーの「San Francisco(Be Sure to Wear Flowers in Your Hair)」(花のサンフランシスコ)がそんな世界へ誘っていた。 また、航空や映画産業が背景にあったロサンゼルスは、太陽の陽射しや青空、解放的なビーチやサーフィンといった風景が、1962年に登場したビーチ・ボーイズというポップグ

    カリフォルニア・ドリーミング〜“夢の終わり”を象徴していた隠れた名作
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    wfwf 2015/07/29
    約束の地としての「カリフォルニア幻想」の始まりと終わりを象徴した名作!!
  • キース・リチャーズと権力との闘い〜絶望の淵で天使を見た男

    キース・リチャーズ(Keith Richards)と1970年代 キース・リチャーズにとって1970年代のある時期は、音楽よりもドラッグが中心の生活だったに違いない。 ローリング・ストーンズが70年代に発表したスタジオアルバムがすべてチャートの1位を記録したことも凄いが、9日間一睡もしなかったというコカイン最長覚醒記録や、ニュー・ミュージカル・エクスプレス誌の「次に死にそうなロックスター」ランキングで10年連続1位という大記録も所持している。トップから落ちた時はがっかりして人はこんなジョークを飛ばした。「しまいには9位まで落ちた。何てこった、もう死にたくなったぜ」 キースのドラッグ生活は、警察との闘いの日々でもあった。キース自身の言葉を借りるなら、それは「権力vs庶民」ということになる。ロックスターのイメージを創った男としての責任感だろう。彼は世界中のファンの「行け! キース!!」的な期

    キース・リチャーズと権力との闘い〜絶望の淵で天使を見た男
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    wfwf 2015/07/18
    盲目の少女とのエピソードが泣けます。
  • ラスト・ショー〜スモールタウンの風景で描かれる「語るに足る、ささやかな人生」

    Home TAP the SCENE ラスト・ショー〜スモールタウンの風景で描かれる「語るに足る、ささやかな人生」 - TAP the POP 『ラスト・ショー』(The Last Picture Show/1971) そこに住んでいる人以外は誰も知らないような、ごく小さな町が、アメリカには星の数ほどある。「スモールタウン」と呼ばれている。人口は、多くても1万人には満たない。せいぜいが3000人どまり。町のサイズはメイン・ストリートを中心に、縦横にわずか数ブロックほどだ。 こんな文章で始まる一冊のがある。2012年に惜しくも亡くなったトラベル作家・駒沢敏器氏の『語るに足る、ささやかな人生』だ。作家はアメリカを横断しながら、スモールタウンだけに立ち寄ってこの短編集のような魅力を放つささやかな物語を描いた。 住人どうしが皆顔を知っているから、一定の距離を保ちながら互いを支え合って生きている。

    ラスト・ショー〜スモールタウンの風景で描かれる「語るに足る、ささやかな人生」
    wfwf
    wfwf 2015/07/08
    これは間違いなく、スモールタウンを舞台にした映画の最高峰です。