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増田と夜景に関するwhaleboneのブックマーク (2)

  • 夜明け前だけ生きている感じがする

    東の空がうっすら明るくなって、 コンビニまでご飯を買いに行く。 その間に誰ともすれ違わず、 自動販売機の押しボタンの明かりが、 強くなったり、弱くなったり、ほのかに揺れている。 新聞配達のバイクが小刻みにブルルンと言うのが遠くに聞こえて、 自分以外の人間が、そこにいることがわかる。 当はこれくらいが丁度いいと思うんです。 明るくなると、箱の中から人がどんどん溢れ出て、 足で歩いたり、顔で喋ったり、脳で考えたりするから、 たまらず私は、家に帰って、次の夜明けを祈ります。

    夜明け前だけ生きている感じがする
  • 花火を見て泣いた

    一人で家から見る花火は、上司からのどんな叱責より心が痛む。 この花火の下ではたくさんの人たちが仲間たちと花火を見てはしゃいでいる。 かたや私は。 花火があるからって早く家に帰されるのも毎年のことだ。 家に帰ったって花火の爆音を聞きながら普通の生活を送るだけ。 「花火を見てみんな楽しみましょう」 この流れに私は乗っかることができない。 社会から取り残されている。 花火なんて無縁の、そんじょそこらの土地に生まれたかった。

    花火を見て泣いた
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