「日本の原爆開発〜未公開書簡が明かす仁科芳雄の軌跡〜」初回放送日:2021年8月7日 戦時中、日本が極秘に進めた原爆開発。それを率いた物理学者・仁科芳雄が記した1500通の未公開書簡が発見され、謎を解く鍵と注目されている。石油をめぐり戦争の危機が迫っていた当初、仁科はウラン分裂のエネルギーに期待。留学し欧米の友人が多かった仁科がその後、原爆研究に巻き込まれていく心の変遷も明らかになった。科学者の理想と軍の思惑、そして広島で見た衝撃の光景。人々を翻弄した戦争の実像に迫る。吉岡秀隆。
1960年代に花開いたプレートテクトニクスは地球科学の〈革命〉であった。しかし,革命であるがゆえに,多くの抵抗や反感や無視があった。とくに,この革命が地球物理学者が主導して行われたものだから,地質学者には抵抗が強かった。世の中では地球物理学と地質学は同じようなものだと考えている人も多いにちがいないが,じつは,かなり違うものだ。つまり,地質学者こそが地球の歴史を扱ってきたはずで,地球の〈現状〉しか分からないはずだった地球物理学者が地球の歴史を組み立ててしまったという,いわば縄張りを荒らされて顔が立たなくなってしまった反感もあった。この本の著者,ケネス・シュー(許靖華)氏も翻訳者の高柳洋吉氏も地質学者であり,ちなみに私は地球物理学者である。 この本は深海掘削計画(DSDP)と言われる,特殊な掘削船で海底に孔をあけて試料を採ってくる計画の立ち上がりから終了までの15年間(1968~1983)のハ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く