舞台は近未来202X年の大黒市。子どもたちの間では、電脳世界を楽しめるコンピューター“電脳メガネ”が大流行していた。そんな中、大黒市に転校してきた小此木優子(おこのぎゆうこ)は、不思議な出来事を次々と経験する。 磯 光雄 1966年愛知県生まれ。スタジオ座円洞を経て現在フリー。『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air』での戦闘シーン、TVアニメ『ラーゼフォン』15話でファンの支持を受ける。実写作品『KILL BILL』のアニメパートでも作画に参加。 新しい風景のなかにも懐かしさが潜んでいると気づいたことがこの作品をつくる発端だったように思います。もともと今回の『電脳コイル』は立派な作品にするつもりはあまりなく、単純に楽しめる作品になったらいいなと思いながら制作しました。そのため、このような賞をいただけたのはとても意外でした。作品を支えてくれた多くの優秀なスタッフと共に受賞を喜びたいと思います