ブームの社会科見学がついに写真集に 小島健一の3冊めの著書となる写真集『見学に行ってきた。』 「社会科見学」が今ブームだ。小中学生が学校から行く本来のそれではなく、大人たちが趣味として、あるいは見聞を広めようと行く「大人の社会科見学」である。ネットからそのブームを巻き起こしたのが、小島健一氏。社会科見学のガイド本『社会科見学に行こう』、『ニッポン地下観光ガイド』(共にアスペクト刊)に続き、今回ついに写真集『見学に行ってきた。』(マーブルトロン刊)が発売された。 写真集発売を記念して、18日から20日までの3日間、東京・渋谷の多目的スペース「ロフトワークGround」で、写真展「小島健一展」が開催された。会場には、『見学に行ってきた。』に収録された作品だけでなく、ページ数の都合で未収録となった作品約40点も展示された。場内に足を踏み入れると、A全やA2に大きく引き伸ばされた工場や廃墟といった