4月18日に行われた外国特派員協会記者会見の冒頭発言全文を英訳含め掲載します。 (※取材掲載記事・出演スケジュールはこちらです(4/25更新)) --- 以前、福島県知事をしておりました、佐藤栄佐久と申します。 福島第一原発は、できてから今年でちょうど、40年になるところでした。 そのうち18年、約半分の期間、私は知事として、原発が次々巻き起こした問題に取り組みました。 わたくしは、今度の事件は、起こるべくして起きたものである、決して「想定外」ではなかったと、そう思っております。 なぜ、防げなかったのかについて、本日は述べようと思います。この先、日本は原子力発電についてどんな政策をもつべきか、それについてもお話します。 簡潔に述べまして、なるべく多くの質問を頂戴します。 それから、今日は原発のことしか話しません。もっと色々、私には話すことがあるのですが、それには、ざっと3時間半かかります。