2月下旬に火を噴いたウクライナ戦争(ロシア軍によるウクライナへの攻撃)は世界中の人々の耳目を引きつけており、様々な人たちがそれぞれに態度や意見を表明している。私のように社会的影響力を持たない人間がどういう態度や意見を表明してもさしたる意義はないだろうが、痛ましい報道に接するたびに、居ても立ってもいられない気持ちに駆り立てられる。 先ずもって最も重要な点として確認しておかなくてはならないのは、当然のことではあるが、ロシア軍によるウクライナへの攻撃は正当化する余地のない蛮行であり、これが(ロシア国内を含む)世界の多くの人たちの強い批判を浴びているのは当然だということである。これ以外にも考えるべき点が多々あるとはいえ、それらはすべてこの最重要の点を確認した上で,その後に考えるべきことだという順序関係は明確にしておかなくてはならない。 最重要の点を確認した次に頭を離れないのは、われわれ――現地から